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FACE 3周年座談会 【前編】運営メンバー交代&新方針を発表

こんにちは、FACE運営の城です。あっという間に12月ですね。

私たちは”個人と企業が共に成長できる、これからのデザインファームへ。”を掲げ、富士通デザインセンターに所属する個人を発信するサイトFACEの運営を行っています。富士通デザインセンター有志が行っているこの活動は3周年を迎えました。今回は第2期FACE運営メンバーによる座談会の様子をお伝えします。

今年は運営メンバーが切り替わり、運営体制や方針に悩んだ1年でした。
FACEはこれからどのような活動をしていくべきか?何がモチベーションになるのか?等身大の想いを発信することで、同様な悩みを持って活動されている方の一助になれば幸いです!



第2期FACE運営メンバー左から鈴木 瀧山 横田 武田  佐藤 三澤 


-FACE新方針「個の『好き』を解放する」

城:今回は第2期運営メンバーに集まってもらいました!早速FACE新方針について、武田さんから説明をお願いします。

武田:FACEでは、設立時より個と企業の相思相愛の関係をつくりたいと言い続けていました。そして3年の節目を迎え新方針を定めました。
自分自身の興味・関心から強みの発見、スキルへの昇華。最終的に個の価値提供が循環して、個と企業の相思相愛の関係強化につながることまでの一連の流れを「個の『好き』を解放する」という言葉に集約しています。


-過去を振り返って:2019年FACEを立ち上げたことで得られた反響

城:新方針を定めるまでの間には、延長線上で行くのかピボットするのか、紆余曲折ありました。10月上旬、新方針に至るまでの経緯や考え方について、振り返ってみたいと思います。

FACEを立ち上げた当初は、企業の看板が大きな時代でした。企業による製品、デザイン、プロダクト、UIのアピールは行われていましたが、つくったデザイナーを紹介する流れは、僭越ながらFACEから始まったと思っています。他社が新たなサイトを立ち上げる際に、FACEをベンチマークした例もあると聞いています。

武田:ベンチマークに関するエビデンスは、会社の公式発表ではありませんが、学生時代の同期から「FACEを参考にしている」といった話を聞き、FACEの活動に自信を持つことができました。また、今年度は宣伝会議さんからコンタクトがあり、私たちデザインセンターの記事掲載につながるなど、FACEとしてやりたいことをやり、反響を得て、一歩前進した1年になりました

城:横田さんはFACEを見て、入社を決めた経緯がありますよね。

横田:3年前、FACEがデザインシップに出展していた当時、私は、就活生でした。ブースに行って話を聞き、ますます富士通に入社したくなったことを覚えています。武田さんからイベント後にメールもいただいて、すごく感動しました。

武田:横田さんは富士通の夏季インターンシップに参加された後、デザインシップにも足を運んでくれて、自分でデザインした名刺を渡してくれたんですよ。当時は、入社後に一緒にメンバーとして活動している姿を想像していませんでした。縁ってすごいですね。しかも、今はデザインシップに登壇する側ですから。

横田:学生時代にFACEを知って入社するきっかけになり、社員になった今も、FACEの価値を知り影響を受けている分、思い入れは強いと思います。

デザインカンファレンスDesignshipでFACEをお披露目
これをきっかけにデザイナーの問い合わせが増加した


-いまFACEが変化を求められる2つの理由

城:今年は、新たな反響を感じた一方、FACEの運営に対し、変化を求められる2つの出来事がありました。

武田:1つは、運営メンバーの交代です。FACE立ち上げに関わったコアメンバーが抜けたことも大きかったですね。自分自身、FACEへの接し方が変わりました。

瀧山:私はコアメンバーの想いやFACEのコンセプトに共感し立ち上げ初期からサポートを続けてきました。しかし今年度はメンバーの変化もあり、今年度の具体的な目標値に落とそうとしたときに改めて「FACEの目標は?目的は?」と自分自身の言葉で考える機会ができました

振り返ると、少しずつ見方や関わり方が変化してきた1年でした。自分ごと化して、「次は何をしようか」と前向きに話せる状態になったのかなと思います。

城:いい意味で、第2期メンバーのFACEが始まった気がしますね。もうひとつの課題、デザイナーの役割の多角化について、三澤さん、お願いします。

三澤:近年、デザイナーに求められることがあまりにも多くなりました。企業のインハウスの僕たちも、まさにその渦中にあります。求められるのは、ものづくり以外の部分です。同世代や年下の人たちとの会話の中で、話題にあがる機会も増えました。
身近な人との対話から生まれた問題意識を、4つにまとめました。

瀧山:今、富士通の組織も変革期を迎えています。私の周りのデザイナーからも、「言語化できないけれど、なんだかモヤモヤしている」といった話を聞きます。三澤さんの言葉は、私も含め、多くのデザイナーが共感するんじゃないかと感じています。

三澤:FACEが立ち上がったときも、時代に対する反骨精神があり、SNSで個人が前に出る時代の流れがあったと思うんです。FACEのコンセプトには、課題感と時流に乗る要素がある。始まりは「デザイナーが前に出られない現状を、どうにかしてやろう」からじゃないかと思うんです。そして、今の僕たちが考える課題は、この4つで表すことができる。そして、今からぶっ壊してやるぞということなんじゃないかな。

城:新しくジョインしてくれて、新人としての目線もある佐藤さんから見たFACEの魅力、問題意識について教えてください。

佐藤:今の時代、自分を深掘りした上で言語化することが求められていると思います。でも、自分はまだできていない。だから、しようとしている人たちを間近で見たいと思い、FACEにジョインしました。問題意識としては、専門性を見失った部分、専門性や経験の差によって溝が生まれている部分に共感しました。

自分の軸を持つためには、自分が生み出したものを語る、自分を表現するという考えの原点にWORKSがあります。業務だけじゃなくプライベートも含めて、自分です。両方表現できるのがFACEだと考えています。


-方針決定に至るまで

城:方針を決めるターニングポイントとなった合宿についても、振り返っておきたいです。

瀧山:合宿の前に運営メンバーそれぞれがFACEの将来像、問題意識、FACEとしての提案・アンサーをそれぞれ考えてくるという宿題がありました。それぞれの言葉で論理的に考える意識があったことは、すごくよいことだと思います。ただ、いざ対面で話そうとしたときに、自分の考えを共有したい意識が先に立ち、“真面目モード”に入った気がします。

武田:そばにいる第三者の内田さんに「真面目に考えすぎだよ。自分たちがやりたいことが起点でもいいんじゃないか」と考え方を変える一言をいただきましたね。

合宿中に意見を集約していたボード

瀧山:その言葉をきっかけに、煮詰まっていた部屋から出て環境を変えてみようという流れになりました。その後食事の時間になったこともあり、お酒も入って本音も出てきたんですよね。一夜明けて、スッキリとした頭で、改めてみんなで考えたことが新方針の本質につながったと思います。

城:最後、ベースキャンプに戻ってきたときに、新方針が決まりましたね。「自由に発信ができるFACEという土台をつくりました。でも、FACEは、強制して花を咲かせるプランターではありません」と話したことを覚えています。

合宿のキャンプ場の目の前には、農園が広がっていて、その横には木々が植わっていました。その風景から、自由な土壌があり、みんながのびのびと好きにつながったり、オープンな環境に身を置いたりできるイメージを共有できたと思います。

前編ではFACEの新方針、決定までの経緯、ターニングポイント、掲載者の反応を紹介しました!後編では、実施したイベント「スキを語る会」の感想や今後チャレンジしたいことを語っていただきます。

後編もぜひご覧ください!



FACEについて気になった方はぜひサイトへ!


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