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道筋を整え、美味しさを届ける

今週から、研修に参加している(今後中止になる可能性もあります)。
技術研修であり、年齢層も会社もバラバラな集団が同じ内容を学ぶので、その意味ではすごいゆっくりとしか進まないのだけど、それはそれでじっくり一つのことに向き合えるから楽しい。

修士の時は、先生の専門と自分の研究したい内容が違ったため、学問領域における全体像と、研究する上での考え方を指導していただいたけど、内容についてはほとんど自分で勉強した。学部は経営学で、修士は国際関係学に専攻を変えているため、正直、研究分野における直接的な指導を受けた経験があまりない。まぁ、何が当たり前かわからないし、自分にはこのやり方はあっていたからいずれにせよ良かった。

と、ここまでは前置き。

今、参加している技術研修においては、経験豊富な技術者兼マネジメント層の方や情報工学で博士まで進んで、そのあと研究所で研究していた人が研修をリードしてくれている。
研修で出される問いは、正直そこまで難しくないので、ただ答えるだけは退屈だ。でも、その問いにおいて最適な答えをそもそもの原理原則から一緒に考えてくれるのは本当に楽しい。質問をする方も理解ができていないとできない。まだ一週間しか経っていないけど、自分の質問の質が上がっているのを感じる。

今回の研修を通じて、考える道筋を整えて、その中で一番おいしいところを自分で見つけ出せるように、指導してくれる人のありがたさを感じた。学びの質も量も変わっている。幸いにも、これまでの人生で、自分で答えを出す訓練をしてきた。今はより良い答えを出す段階に入った感じだ。

現時代において、世界がどのような動きをするのかはわからないし、分断に進むのか協調に進むのか(分断できると思っているだけだとは思うけど)、今回の負債をどう返していくのかわからない。

ただ、人と人の距離は離れたけども、人の注意力と思考時間が増えた分、これまではなあなあで済ませていた部分が許せなくなり、ごまかしが効かなくなるのかなと思う。人間関係も痛みを伴う形で整理されるだろう。

そこに対しては個人的には悲観的ではなく、もう数年前から傷ついても正直でいることでしか生きられなかった。ただ、できればよりマイルドな形で人と人の関係性が移行して行ってほしい。

少し話がずれてしまったけど、この時代性においては、今まで以上に柔軟でいることが求められるだろう。その意味で、自分は学ぶことが大好きだと改めてわかっただけでも十分対応していけると思うし、その強みを少しでも暖かい未来に向けて貢献していきたいと感じた。

僕は、まず沖縄から始めていくので、たまたま読んでくれてた皆さんも自分の半径5メートルに暖かい関係性を広げていただけると嬉しいです。

僕にできることは何かありますか。


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