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自分の頭の中を記したいだけ。皆、自分を提示して来るのに僕の事は変人扱い。そんな日常に見…

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自分の頭の中を記したいだけ。皆、自分を提示して来るのに僕の事は変人扱い。そんな日常に見出す価値も悪くない。

最近の記事

通りゃんせ

知らない名前で僕を呼ぶ母親 弄ぶ胸騒ぎはベランダに山積みの注射器 雨だれに打たれながら這い蹲るピエロ 疲れるよずっと笑っているのも 付かず離れずの鴉が視界を邪魔する 駄々をこねる大人達を人形の様にあやす カラフルな風船は傷口に似ている 割れるしゃぼん玉 まるで夢で見た殺される瞬間の父親 どんなに僕が正論を解いても無駄 まだ子供だもん それよりあそこの人はまともなの? 手に汗握る度に浮かぶあの子の愛憎悪 終わらない螺旋階段にこだまする気の抜けた 「愛して

    • 赦し

      辛くなった時にごめんなさいと 誰に向けているかも分からない謝罪を 無意識にしている でも実は理想の自分へ向けたものだと 気づくまで23年 許せるまでにはあと何年かかるだろう 僕は今日も僕に赦しを乞う

      • 僕は星だ みんなには元気に 光っているように見えている でもそれは 遠い記憶の光なんだ 僕は星だ 今は燃え尽きてしまっている みんなを照らす元気など とうに失くしている まるで月のようだ 太陽のおかげで明るく見えている 本当は真っ黒くて見えなんて しないのに

        • 愚か者

          寂しくて堪らない牝兎がその寂しさを埋めるために 近くの牡兎と愛し合った しかしその心が満たされる事はなかった 埋めるための愛は埋まることなんてないのに そんな事分かっているはずなのに いつの間にかその偽りの愛に依存したのだ 君が求めていたのは本当にこれなのかい

        通りゃんせ

        • 僕は星だ みんなには元気に 光っているように見えている でもそれは 遠い記憶の光なんだ 僕は星だ 今は燃え尽きてしまっている みんなを照らす元気など とうに失くしている まるで月のようだ 太陽のおかげで明るく見えている 本当は真っ黒くて見えなんて しないのに

        • 愚か者

          翻弄される弱き者達

          全てにおいて皆集合体の分子であるわけで 核となるものすらまたなにかの1部でしかないのに 下を見ると上を忘れ自分が最高点に居ると 勘違いさせる はるか上のこの構造を創作したそれは 大層悪いものだということだけ分かっている そんな僕も恐らく それの罠にはまった獲物でしかないのだろう

          翻弄される弱き者達

          傷舐風

          あの日止まってしまった時間は それと引き換えに手に入れた 今貴方が大切にしているなにか それを犠牲にすることでしか動かせない しかし本当に大切なものは持っていても仕方がない それを教えてくれなかった先生 知らずに生きていたのか いや本当は皆気づかないふりをして過ごしているだけなのかと… 遮るように風が顔を撫でた

          傷舐風

          ターゲットになった中毒者 阿鼻叫喚する三千拝礼中である悪坊の喚起 左治多の夢は五里霧中 嗚呼 監獄塔

          ターゲットになった中毒者 阿鼻叫喚する三千拝礼中である悪坊の喚起 左治多の夢は五里霧中 嗚呼 監獄塔

          愛たい

          何も無い生活から抜け出したくて選んだ死。 僕は今、誰にも見つからない緑ばかりがそこで暮らす森へと向かった。 目の前にいかにも僕の何十倍も先輩であろう貫禄が伺える大木が居座っていた。 僕は感動し、せめてこの大木の養分になりたいと思いここで死を迎えることを決めた。 準備してきた物はたった2つ、縄とナイフのみ。 これさえあれば短いようで長かった僕の生なんて簡単に終えることができる。 人間なんで所詮そんなもんだ。 僕は木に登ってその逞しい象の足のような枝に縄を括り、自分の首へと誘っ

          愛たい

          愛に犯されて

          君の開催する個展にて初めて話す 画面の中でいつも見るのと同じく 君は僕に微笑んで笑い出す 僕の思いは案の定段々と増す 話始めると意外と盛り上がる それから2人の距離が縮まる そんな君がある日僕に問いかける 「今度一緒にどっか出かける?」 その言葉に胸は高鳴る 君が笑ってるのに僕は嬉しくて泣いている ハンカチ差し出す君はしゃがんでいる そのスカートの隙間から覗く意味無しのリボン 家に帰りそれが忘れられず ティッシュの中で興奮を浸す 部屋中の君は抗うつの秘薬 約

          愛に犯されて

          雲より高い丘の一本道を身体の朽ちた馬に乗った顔の無い西洋の男と女が洒落た格好でゆっくりと歩き、それを道の外れの草むらから眺める少女の目線で眺めていると後ろから化け物が襲ってきて、顔のない者達に助けを求めるがぼんやりと笑顔の表情が伺えひたすら逃げ回る夢を見た。何処となく美しかった。

          雲より高い丘の一本道を身体の朽ちた馬に乗った顔の無い西洋の男と女が洒落た格好でゆっくりと歩き、それを道の外れの草むらから眺める少女の目線で眺めていると後ろから化け物が襲ってきて、顔のない者達に助けを求めるがぼんやりと笑顔の表情が伺えひたすら逃げ回る夢を見た。何処となく美しかった。

          夢は甘い場所 愛は要らないかも 眠りの終わりはどこだったろう

          夢は甘い場所 愛は要らないかも 眠りの終わりはどこだったろう

          クシャヌルリダシズム

          クシャヌルリダシズム

          「深呼吸と骨休めと印象と」

          夢で殺したお前は笑ってた。罰を与えるようにこの身を撃ち抜く豪雨に僕は気づきもしなかった。目の前で生を失ったお前が僕の想像したお前じゃない事に腹が立ってそれどころではなかった。 僕はただ毎日をなんとなく過ごしてきた。なんなら死にたいなんてよく考えてたくらいだ。学校は僕を悩ませる場所でしかない。友達なんて居ないし作ろうとも思わなかった。人と関わるのが嫌いだったから。これに不満はなかった。だが、ある日いじめという行為で僕への関わりを持とうとした馬鹿がいた。いじめが辛いなんて思った

          「深呼吸と骨休めと印象と」

          思春期は人生においての数少ない僅かな儚い冒涜であり、愛嬌である

          思春期は人生においての数少ない僅かな儚い冒涜であり、愛嬌である

          激励こそが最良のメンテナンス

          激励こそが最良のメンテナンス

          夜に咲くアサガオ 365日 嘘の上手い道化師 見せ場のない線香花火 今日も人生空中分解

          夜に咲くアサガオ 365日 嘘の上手い道化師 見せ場のない線香花火 今日も人生空中分解