見出し画像

元自衛官の雨宮トムです👍

今回は大砲関係(後方支援部隊)を紹介をしていきます!!

自走榴弾砲(99式自走155mm榴弾砲)(''◇'')ゞ

乗員 4名
装備  52口径155mm榴弾砲
12.7mm重機関銃M2
射撃後の離脱
75式自走155mm榴弾砲の後継として国産開発された自走式榴弾砲です。1985年から開発が始まり1997年に実用試験を開始。
1999年に制式採用されました。
車体は三菱重工業、砲塔と砲部分を日本製鋼所が製造しています。
これまでの75式自走155mm榴弾砲は、配備当時としては半自動装填装置の採用などで最先端の自走榴弾砲でした。

しかし1990年以降に登場するイギリス陸軍のAS90自走榴弾砲やアメリカ陸軍のM109A6自走榴弾砲など、通常弾の有効射程が20km以上のものが主流となってきました。


陸上自衛隊に配備されている牽引式の155mm榴弾砲FH-70でも、噴進弾を使用することで30kmもの射程があります。

そこで配備装備としての性能向上の必要性などから99式自走155mm榴弾砲が新たに開発・配備されることになりました。
榴弾砲を自走化する利点として、陣地進入から1分以内で射撃が行える展開・機動性、射撃後に敵の反撃をうける前に迅速に離脱できる生存率の高さなどがあげられます

自走榴弾砲(203mm自走榴弾砲M110A2)(''◇'')ゞ

乗員 5名
装備 37口径203mm榴弾砲
戦後にアメリカから供与された"203mm榴弾砲M2"の後継として導入された陸上自衛隊最大の自走式火砲です。

1978年にアメリカで開発された"8インチ(203mm)自走榴弾砲M110A2"を、1983年から車体と砲架を国内でライセンス生産を行って配備しています。

砲身のみアメリカからの有償援助(FMS:Foreign Military Sale)で取得しています。
原型は1961年にパシフィック・カー&ファウンドリー社が開発した25口径203mmのM110で、後に改良型の37口径203mmのM110A1を開発します。
陸上自衛隊に導入されている自走砲はA1をさらに改良したM110のA2型になっています。
この陸上自衛隊に導入された203mm自走榴弾砲M110A2は、A1と同じ37口径203mmの砲身が使用されていますが、砲口に射撃時の反動を抑える制退器(マズルブレーキ)が取り付けられている点に違いがあります。
車体にはM113装甲兵員輸送車がベースに使われ、エンジンに155mm自走榴弾砲M109のものを搭載して開発コストを抑える工夫がされています。

ここから先は

1,790字 / 3画像
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?