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エレメンタリー ホームズ&ワトソンより

❝パズルは必ず解けるが、いつも好ましい解答とは限らない❞

これは人生をパズルに例えた言葉ですが、
自分の人生だけでは無い意味を持つ言葉でもあります。

そこを踏まえて考えて頂ければ幸いです。

この言葉はその通りだと思う。
自分で思いを巡らせた答え以外が答えだった場合、
それをどのようにとらえるか、そこが大事である。
私はちなみに悪い予想はすこぶるよく当たる。
良いほうの予想はまず当たらない。
それでもそれが人間の人生なんだと思う。
人間の人生は苦しいことのほうが多いが、
それを糧にして生きていくことが出来れば、
必ず幸せはやってくると私は思いたい。

この言葉の通り、誰もが理想通りに
するのは何事も難しいものだと言っている。
そこには努力や誠心誠意頑張っても、
無理な時もあるのが現実で、
それは受け入れないといけない事だ。
受け入れ難い事は、世の中に山のように沢山ある。
しかし、その中には自分の知識の浅さから
事実を導き出せない人も多数いる。

人間不信な人や、悪い意味で頑固一徹な人などに、
それは起こりやすいモノだと言える。

人間は皆、それぞれが自分の内に秘めた思いがある。
この言葉を恋愛に例えると非常に分かりやすい。
現実と理想の違いにより、別れる人も大勢いる。
人は最初は見た目から入るので、それは仕方のない
事だとも言えるが、恋を重ねる毎に
そこは成長しなければ、一生誰とも長い愛は続かない
事になる。

結婚前には気づかず、結婚後ショックを受ける人も
大勢いる。
乗り越えられるものなら、乗り越えるべきだが、
受け入れ難いものであれば、早めに別れるのが良い。
人との関わりは深ければ深いほど、
傷つきやすいモノだからだ。

当然、予想外な展開になる事もある。
❝幸せ❞を得る事もある。
人生で一番輝ける時の1つでもあることだ。
人との関わりはいずれにせよ、
大きなものをもたらしてくれる。
それには行動するしかない。

だから皆、行動し、失敗を繰り返し、
悟る事が大切なのである。
経験を活かして、人は成長していく生き物だからだ。

結婚が終着駅のように思っている人も
実は結構いる。
しかし、そこで終わりだと考えると、
当然ながら結婚に失敗する。

同棲できれば一番良いと思う。
結婚の事前的な意味で一緒に暮らせば、
相手の癖や、長所、短所などが必ず見えるからだ。
大抵の場合は、癖や短所が目につきやすくなる。
それは同棲する前には、絶対に見えない事が
多いからだ。長所に関しても、浅い恋愛では
見える事はほとんど無い。

誰もが良く見せたいと思う気持ちがあるからだ。
相手の事が色々と見えては来るが、
それはあくまでも、最低ラインと考えるのが妥当だ。
結婚すれば、良くも悪くも見えるモノが良く見える
のは最初だけだらだ。

しかし、これはあくまでも、その相手個人に対して、
見えているものであって、自分という接触者がいる
からこそ、そうなるものも多い事に気を付けなければ
ならない。

1人の生活から2人の生活になり、三人と増えていく
過程の中で、自分が最初と変わらずいるのであれば、
相手もそれほど変わる事は無くなる。

よく聞く言葉だが、「空気みたいな存在」と良い意味
で言っている人は多いが、それは完全に気を許して
いるという意味であって、相手がどう見ているかは
別の話になる。

日本での男女の慣れ合いは、あまり良くないと
私は考えている。記念日など結婚すれば忘れて
しまうからだ。仮に片方が覚えているなら、
相手に対して罪悪感を覚えて、忘れないように
メモでも取るようにすればいいが、
今更的な態度や言葉を出すと、必ずお互いの
距離は遠ざかっていく事になる。

初心を忘れる人が大多数ではあるが、
それは良くないモノである事を自覚するべきだと
私は思っている。

ただ単に歳を重ねるだけでは、
時代にもついて行けず、最終的には孤独になる。

恋や愛に対する概念と言うよりは、個人差のある
ものにはなるが、相手を想い、気遣う心は多めに
持っていた方が良い。
何故なら、忘れがちになるからだ。
自覚を持っただけでは、配慮が足りなくなる。
習慣として身につければ、条件反射のように
相手を気遣う優しさは自然と出るようになる。

分かっていても、実際に行動できるように
なるまでは時間はかかる。
日常の一環として気遣う事を忘れなければ、
絶対とは言わないが、幸せな人生を送れるように
なるはずだ。

絶対とは言い切れない理由は、やはり人である
からだ。誰しも忘れられない恋をした事は
あるだろう。そういう相手と再会してしまった
場合は、どうなるかは分からないからだ。

ただ最初から初心を忘れずに接していたので
あれば、その相手への気持ちは想い出と変わり、
自分が第一の相手となる事になるだろう。

難しいのは異性が求めているモノや事を、
引き出させる事だ。男女問わず、誰しもに
願望がある。それを満たしてあげる事が
出来れば、最善と言えるが、言い出し難い事も
多いので、上手くやるには相手の好きな
ものが何かを知り、そこから話を切り出して
心を完全に開かせるまでゆっくりと、
慎重に進めば、相手は必ず気を許して
心を開く事に繋がるだろう。

❝パズルは必ず解けるが、
いつも好ましい解答とは限らない❞

この言葉のように求めていたものと
違いがあったとしても、
それは人間が相手である以上は仕方のない
事だと受け止めるしかないのだ。

強制すれば相手は身を引くし、決して
いい結末にはならない。
幸せから遠退くばかりで、自分の思い描く
ものとは全く逆方向へと進み始める。

よく人は、「なんで自分なんだ?」
「なんで自分だけ」と言う人もいるが、
その答えは自分にあるが、盲目になり過ぎて
何もかもが自分のせいでは無いと結論付けた
まま、相手が悪いと決めつけてしまうから
問題を解決する事は出来なくなる。

世界に一体何人の人がいると思っているのか、
自分だけがなんて世界は存在しない。
もっと酷い目にあっている人は大勢いる。

自分を世界の中心に置いたかのような
セリフでしかない。
そういう人は、大抵考えが足りない。

上手くいっている時もあれば、
上手くいかない事だって当然ある。

それは仕事でも同じで、不調の時もあれば、
思い通りに行って成功する事もある。

全てに於いてそれは共通と言える。
この言葉は一見しただけでは、対象を
絞ってしまいがちになりやすい言葉に
なっている。

しかし、全てに共通して言える言葉である
事である以上、そう思えば多少は人生の
負担を減らせる事にも繋がるだろう。

日は沈むが、次の日には昇って世界を照らす
ように、毎日誰かが同じように苦しみ、
同じように幸せになる事は、秩序ある世界では
当たり前の事であるが、それには自分を見つめ直す
必要がある事を常に心がける事により、
日常の風景さえも変わったように感じるだろう。


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