昔から云われている言葉の中には、
「悪いことをしたら悪いことが返ってくる」

という神話や伝説的じみた言葉がありますが、
これは神による罰のようなものであって、
悪い事をしても、しなくても悪意あることに
巻き込まれる事はあります。

では、何故このような言葉が生まれた
のでしょう？

第一にまず、これは今も昔も変わりませんが、
何の根拠も無いようなことを口にする人は
大勢います。
単なる思い込みでしかありませんが、人間は
基本的に心の弱い知的生物です。

自分の都合の良い理屈をつける人もいますし、
良い行いでないと分かっていても、状況次第では
その心を忘れたフリをして、嵐が過ぎ去るのを
待ちます。

人は皆、負い目を感じたことはあるはずですが、
その後に悪い事が身に降りかかれば、自分の
負い目を理由付けにして、初めて反省します。

しかし、それだけではこの言葉は生まれること
は無いはずです。
誰もが受ける罰のようなものでは無く、
非常に大きな罪深い事をしたときを対象とした
言葉だと言えるからです。

大きな災いが自分に降りかかる時は、大抵の場合、
そういった悪意ある人間と関わりを持っている
事が多くなります。

日常から自分勝手で悪い事も平気でするような
人間と関わりを持つと、そういった悪意ある人間に
は、高確率で多くの敵を作ることになり、
当たり前ですが、災いを自ら招いたとも言える
行為をしているので、その人自身には大きな罰が
天から下されるように、当然、問題を抱える事に
なります。

悪い人間と付き合えば、悪い行いに付き合わされる
事もあります。悪い人間には悪い行いが返ってくる
というより、悪い人間だから悪い事が起きるのであって、
それは必然と言えます。

悪い行いをしたから悪意あるものが返ってくるのでは
無く、そういった世界の住民になるから自然的に、
不幸が訪れる可能性を高めることになるだけであって、
悪い行い自体に対して、悪いことが返ってくる訳では
ないのです。

悪いことをしている人間の集団の一員になるので、
心は元々、黒いものではありますが、更に濃い黒に
魂は毒され、心は穢れていきます。

その結果、悪行を平然とやってしまう人間になる
ので、その罰では無くて、自ら招いた結果が罰として
捉えてしまうだけですが、本人からすれば野蛮な
行いから生じた罰だと思い込んでしまう事は多い事です。

人類は都合の悪い時だけ、神に頼り、祈りを捧げて
救いの手を懇願します。

神の存在に関しては、何とも言えないので省きますが、
悪行を重ねた人間には、救いの手が差し伸べられる事は
無いと言い切れます。

それほどまでに業の深い人間になってしまっては、
人生の終わりだと告げる言葉であるならば、
詰めは甘いですが、言葉としては成立します。

今回は悪意について話しましたが、このような状況は
日常でも起きています。それも悪意ある人間では無い
のにです。

そういった場合は、周囲の付き合いのある人間の誘惑
のようなものに屈した場合が多くなります。

父親の体罰と称しる過剰な暴力行為に対して、
母親が何もしない事であったり、
助けるべき場合に助けなかったり、
日常の中にもそういった事が潜んでいます。

ただし、自らの危険を感じてまではするかしないかは、
本人の選択であって、必ずしもそうしなければいけない
といったモノではありません。

逆にそうできる人間の方が圧倒的に少ないので、
一番の対策は、そういった人間と付き合わないのが
予防対策と言えるでしょう。

つい最近、違法薬物をカプセルに入れて、そのカプセル
を体内に入れて日本に持ち込もうとした人が、飛行機
の中で死んだニュースを見ました。

カプセルの数は93個も入っていた事が原因でした。
今や違法薬物を買える場所を知ってる人は知っている
時代に突入しました。

今回は大量に体内に入れていたので、死亡したため、
露見しましたが、もうかなりの量が持ち込まれている
のが事実だと言えます。

私はそういう関係の人間とは関わらないようにしている
ので、問題が起こる事はありませんが、父親が医者
だったので、依存症に関しては聞いた事があります。

癌等になって痛みを和らげる為の違法薬物ですが、
正式に許可されたもので、その依存率の高さは
非常に高いもので、買う為に犯罪の引き金になる
事も増えると言えます。

今の日本は弱い立場にあります。
そして安全大国でもあるので、そういった薬物を
売る組織からすれば、安全に売れる市場だと言える
ので、多くの違法薬物が持ち込まれていると
言えるでしょう。

私がまだ十代の頃、広島は荒れてました。
ヤクザも多くいて、ヤクザの下っ端の暴走族等らは、
薬物を貰っていました。

一度、同級生たちがやってた時、見かけた事が
ありましたが、相当強い薬物だったのか、人によって
症状は様々でした。

指先からビームが出ると言って撃ち合いしていたり、
部屋の片隅にうずくまって、何かを恐れている奴ら
もいました。

そういう人間とは間違っても付き合いを持たない
ようにしなければ、人生の終わりに自ら飛び込む
事になるので、自衛心でしっかりと縁を切って、
生きていく事も必要な時代になりつつあります。

甘言を受け入れないように気を付けて生きる時代
の到来とも言えます。

どこにでもそういう誘惑は存在します。
だからこそ日常に潜む事に気を付ける必要が
あるのです。

自分の選択で人生は変わるので、全ては自分次第
で全ては変わっていきます。