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天安門広場

20年前には自由に立ち入ることが出来た中国の観光地の多くは事前予約が必要になっている。万里の長城、故宮、頤和園などなど。それでも天安門広場まで事前に予約が必要とは考えもしなかった私は5月3日労働節最終日早朝に行ってみたところ、二回の身分証明書確認ゲートをパスしたあとの3つ目のゲートで「予約が必要だ」と係員に言われ入場不可。同行の中国人の方に食い下がってもらうも規則なのでダメでした。という訳で改めてネットで訪問日、氏名、パスポート番号、電話番号を登録して予約すると予約番号が付与された。これで良し、ということで本日再チャレンジ。早朝なら人が少ないであろうと考え、7時前には天安門広場近くに到着。前回同様に2つの身分証明書確認の関所を経て前回入場を阻まれた第三関門へ。スマホの予約画面とパスポートが確認され、無事通過。緊張が解ける。しかし更にもう一つ関所はあり、ここは荷物チェック。10分ほど並んでX線検査を受ける。カバンには携帯ウォシュレットが入っていたのでこれを不審物扱いされないかとヒヤヒヤしたが、問題なく通過できた。かつてヒースロー空港の荷物検査で引っかかって渋滞を招いてしまった経験がトラウマになっている。何はともあれいよいよ天安門広場に入場。朝7時でもかなり多くの観光客がいる。20年以上ぶりの天安門広場は快晴で気持ちよく歩けた。しかしワタシの天安門広場に来た目的は観光ではない。退職するイギリスの友人へ労いのビデオメッセージを送るべく、天安門の毛沢東を背景にしようと考えたのだ。という訳で天安門がよく見える場所に行き、持参の自撮り棒にiPhoneをハメて撮影を開始。ビデオメッセージでは、興味を引く場所を選び、ちょっと変なカッコをし、つかみのジョークを入れ、相手への感謝とこれからもずっ友だと述べ、最後にオチを入れることを頑張ったが、簡単ではない。言うことがまとまっておらず見苦しい間ができたり、滑舌が悪かったり、話すのが早すぎたり、周りの観光客がやかましすぎたり、なかなか上手くいかず、結局100テイクを超えた。悪戦苦闘してまあまあな物が撮れたので終了。周りは中国人観光客ばかりで外国人を全然見かけない。自撮り棒で割と声を張って英語で話している動画を撮っているとYouTuberだと思われるようだ。気がつけば時刻は8:40で、1時間半もやっていたことになる。これを友人が笑って喜んでくれることを切に願っている。天安門広場を引き上げる際には入場ゲートの行列はすごく長くなっていた。7時前に来たのは正解だった。広場を後にし、マクドナルドでソーセージエッグマフィンセットを食べた。味は日本と変わらない大好きな味。値段は28元だから600円位。夕飯はミネストローネを作ろうと思い、トマト缶、セロリ、にんじん、キャベツ、チキンブイヨンを購入。帰宅後に調べたらベーコンが無いとダメだと。そうだった。ということで今からすごすごと買いに行く次第。

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