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システム開発要件定義前に"プロトタイプ作成"で完成イメージアップ!

こんにちは!
現在大手小売企業でEC本部にてネットスーパーの戦略を担当しているtomoです!
今回は、"一担当者でも出来る"弊社のDXに貢献できるプロトタイプアイデアを紹介したいと思います!


自社のシステム開発

重いテーマで恐縮です😅
私は今年の4月から本部にてネットスーパーの次期オペレーションを構築してきたのですが、道のりは大変、、、
未完のシステムの機能拡張を進めつつ、今ある機能で随時店舗導入をしていくというミッションを仰せつかっておりました。

※今回は導入の部分は割愛します
なかでも初めて携わった要件定義(システム設計)は恐ろしく大変な業務でした。。。

要件定義とは

"現行の業務フローを明確にし、あるべき業務フローを作成する"
業務効率に直結するもののため、業務を具体的にどのように改善するかという内容が含まれます。
そのため、最初に現行の業務フローを明確にしつつ、システム開発により変更された後のあるべき姿を描いた新しい業務モデルを作成します。

システムの要件定義とは 進め方や必要な準備をわかりやすく解説

つまりは、現行の運用をフローに落とし、今後開発するものに対してもフローを作成し、その機能で問題ないかを議論しモデルを作成していくというものです。

フローイメージ

もちろん実際にはシステムを触れないわけですから、、、想像を膨らませて、実際にそのフローで業務をした時に問題がないかを頭の中で何度も何度もシミュレーションし、判断をするような業務を行っていました。

イメージアップが成功のカギ

当時のチームで導入をするネットスーパーの現場を知っている人が私含め2人しかいなかったため、現行業務を知らないメンバーからすると机上中の机上で議論を進めていくことになります。
開発側から
「○○のロジックで行くとこのようなフローが良いと思うのですが」
と言われた時に
「確かにロジックは合っているな、、それでいこう!」
と判断せざるを得ないのです。
結果、、ロジックが現場にはまらないという場合が多々発生するのです。
(現場の見えない課題が考慮漏れになるのでしょう)

上記のように、システム開発における判断をしようと思っても、やってみなければわからないことが多く存在します

もし、脳内シミュレーションを"プロトタイプ"を触りながら体感出来たら、、、、🧠🧠🧠

実際にプロトタイプを触りながらイメージアップをして、その結果を要件定義に反映できたら!
そんな夢を抱きながら今回のアイデアを作成しました

システム開発内容

まずは、現在システム開発中の内容を洗い出します

・欠品代替品登録機能(ピッキング×)
・UI改善
・ピッキング機能拡張(ピッキング×)
・注文締め時間前ピッキング機能(ピッキング×)
・管理帳票機能
・売価変更機能
・ドライバー端末との連携機能

開発中機能一覧

現在開発中の機能の中でも、ピッキングについては、プロトタイプでは作成ができないので諦めます、、、
それ以外の機能では、UI改善や管理帳票などは作成できそうです!

外部システムに触れて知った新機能

現在導入中のデジタルピッキングでの開発機能一覧とは別に、
私が下期の部署で検証を実施した海外発のデジタルオペレーションの機能についても洗い出しを行ってみます。(もしかすると機能開発に至るかも!)

・温度帯別ピッキング機能(ピッキング×)
・商品の位置情報表示機能(ピッキング×)
・ドライバー情報管理機能
・進捗管理ダッシュボード機能

外部システムの弊社にない機能一覧

上記同様、ピッキングについては除外をします
ドライバー情報管理や、ダッシュボード機能については作成が出来そうです!
ダッシュボード機能については、もともと自社でも開発をするかどうかを検討していたので外部システムとは言え、ダッシュボード機能を使うことができたのは大きかったです!

アイデアの収束

システム開発をする予定のモノたちを洗い出しました
その要件定義たちを実現アイデアとともに担当者とのヒアリングを通してアイデアの収束させていきます

現在開発機能(UI改善/売価変更)

・UI改善
➢開発しようとしているUIイメージをプロトタイプとして実装し実際に触ってみる

・売価変更
➢どの画面操作で売価変更をするかいいのかを確かめるためのプロトタイプを実装する

・担当者ヒアリング
(現在システム開発に携わっているSさん、Hさんにヒアリング)

UI改善/売価変更

かなりハードルは高いですが、プロトタイプの完成度が高ければ受け入れてもらえそう!
実際に触れる事ができる点には価値があったみたいです!
また、UI改善と売価変更では実験用途がかぶっていると意見を貰ったので、UI改善でまとめることにしました。

新規開発アイデア(ドライバー管理機能/ダッシュボード機能)

・ドライバー管理機能
➢ドライバーの位置情報を読み取り、ドライバーの進捗管理が出来るアプリを作成する

・ダッシュボード機能
➢ピッキング担当者の進捗状況の確認、残り作業の確認が出来るアプリを作成する

・担当者ヒアリング
(現在システム開発に携わっているSさん、Hさんにヒアリング)

ドライバー情報管理機能/進捗管理ダッシュボード機能

実際にやってみたいという意見はもらえたものの、
現場にうまく受け入れてもらえるかが不安との意見を貰いました。

アイデア3選

デジタルピッキングアプリの要件定義に対するプロトタイプアイデアなので3アイデアともアプリ開発になりそうなので、Glideで作ることになるであろうと想定しています!

UI改善

著作者:<a href="https://jp.freepik.com/free-vector/online-grocery-store-app-template_38687118.htm#query=ui&position=3&from_view=keyword&track=sph&uuid=df56b477-0615-400a-9254-c67dc599d367">Freepik</a>

まずはとにかく現行のアプリを真似して作ります!
ポイントはボタンの位置や、タブ移行、それにかかる時間です。
アプリを触りながら限りなく操作を近づけることでスタートラインに立てます。
スタートラインに立ったら、システム開発担当者と要件定義をしていく内容をすり合わせて、アップデートをかけていく
このような流れになると思います!

ドライバー情報管理機能

Glide

Glideを触っていると、TemplateにDeliveryアプリが存在しました!😮
地図アプリ搭載で位置情報がキャッチでき、ドライバー担当者のデータを管理できます。
何時に出発して、何時に到着したのか、をデータ化することで、今後の配送効率アップにもつなげられそうです。
あとは、現状導入しているアプリの仕様を確認し、現場の方が使いやすい仕様に変更していくことで、実験がスタートできそうです!

進捗管理ダッシュボード機能

ダッシュボード

実際に外部システムのダッシュボードを確認したので必要情報はインプットできています
あとは、必要情報をどこからとってくるのかですが、
ピッキング担当者に時間計測アプリを使ってもらうことで、ピッキング時間のデータは持ってこれそうです!
顧客データを持ってくることが出来ないことがネックですが、こちらはダミーデータを用意して実験することとします。
グラフなどを用いてわかりやすく表示することで、管理者が一目で現状把握が出来る仕様を目指したいと思います!

時間計測アプリの詳細はこちらの記事にて①🎇

時間計測アプリの詳細はこちらの記事にて②🎇

最後に

システム開発のプロトタイプ作成については、実現すると大変助かるとの意見を貰いながらも、要求に応えるには、レベルの高いプロトタイプが必要とされ、かなりハードルが高いことが懸念点としてあげられます。また、早期に作成することが必要となってくるため、より高いハードルとなってきます。
まずは、要求されているプロトタイプのプロトタイプを作成し、担当者と確認をしながらアジャイルに開発していけたらいいなと思いました。

システム開発をされている方々はすごいなぁと、改めて実感しました😔

とはいえまずは一歩を踏み出せたと思うので今期中にプロトタイプを作成していこうと思います!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!
ではまた😌

ありがとう~~

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