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初めてワンピースを読む【105】

20年ぶりにワンピースの購読スピードが世間に追いついた記念の105巻、読了しました。
やっとワノ国編が終わって、私の好きな章と章の合間の世界情勢がギュッと詰まった情報氾濫巻で読み応え120%!

最終章に突入して、今改めてワンピースがめちゃくちゃ面白い!とは風の噂で聞いていたのだけれども、確かに。でも、ここからラフテルへ行くための正体不明の最後のポーネグリフを探し出して、ラフテルへ行って、世界の謎が解き明かされて……と考えると、最終章、長そうだなあ。あと20巻くらいは少なくともかかりそうな気がする。

順番に見ていくと、キッドとローとルフィ、随分仲良しになっちゃって、と言うと本人たち(特にローとキッド)からは怒られるんだろうけど、この船長スリーショットにも可愛げが芽生えてきたよね。特に冷静そうなローや、あんま他人を気にしないルフィがキッドに煽られてワノ国の滝を落下しちゃうあたり、それぞれのクルーとはまた違った関係な気がする。
まあ、ここからは進路を別にして、それぞれが強敵とぶつかってなんやかんやあるんだろうけど……早速まさかの黒ひげとローは大戦闘を繰り広げてるし……ええ、ロー大丈夫かな。ここで黒ひげがあっさりローに負けました、ともなるとも思えないし、ローが心配しかないんだが。
あと、ローが女体化すると結構可愛いってことは、やっぱローってイケメンなんかな。
女性はさ、(大抵はサンジによって)美女と称されることあるけどさ、男性の美醜にはあんまり触れられないから、ワンピースの世界観の世間での捕えられ方ってどうなのかよく分からん。だけど、たぶん少なくともシャンクスはイケメンとワンピースの世界観の世間からも思われてると思う。今回の表紙でもさ、なんか「気合」ってものをシャンクスの線からは感じちゃうよね……え、そんなことない?

黒ひげと言えば、ローと激突する前に、王下七武海が解体され、一転追われる身となったハンコック様に喧嘩を売りに来ていたことも発覚した。コビー率いる海軍、黒ひげ、ハンコックらの混戦の中、ハンコックの首をティーチが絞める絵面はちょっと衝撃的。その汚い手を放せって、こういうときにこそ使うセリフだな。憤慨。
しかし、ここに更にレイリー乱入で取り合えずその場は解散となった。レイリーは、黒ひげのことがキライらしい。うん、私もキライ。
ハンコック様は、奴隷として逃げ出してきたとき、レイリーに助けられたんだっけ?しどけなくレイリーの膝に凭れ掛かっている姿は、何だかあどけなくて美しいと言うよりは、カワイイ。レイリーは父親代わりみたいなところもあるのかもね。
そして、レイリーの連れだったシャボンディ諸島の女性、えっ、先々代女王だったんですか?恋のハリケーンが原因で、今は女ヶ島じゃなくて、シャボンディ諸島に居住なさっているんですか?ルフィに輿入れしたいハンコック様の理想の将来みたいなの実現してんじゃん……。

ちなみに海軍は、白い髪に褐色の肌、黒い翼を持つルナ―リア族のような特徴の容姿を持った子供の姿をした兵器パシフィスタを活用して女ヶ島に突入していた。これが王下七武海の代わりになりうるから、ということで王下七武海は解体されたのではないかとレイリーのセリフで推測されている。

この女ヶ島に現れた2体のパシフィスタは、容姿が幼い頃のハンコックに似ていることが言及されているし、もう一体の男の子っぽい方は、キングの子供のときっぽい感じもする。
また、場所は変わってDr.ベガパンクの島には子供のときのジンベイに似たパシフィスタが居たりする。
既存の人物に似ているのは、どうしてだろう。
バーソロミューくまさんのパシフィスタ版は、サイボーグ化した本人以降は、サイボーグと言うよりは同じ皮を被っただけのロボットなのかな、と思っていた。
だけど、こうも既存の人物に似せている、しかも子供の姿で……と言うことを踏まえると、遺伝情報から生まれたクローンをサイボーグ化した?より強力な兵器にするために、王下七武海だったりする強いとされる人物や、強いとされる種族の人物の遺伝情報を利用したために、上記のような既存のクローンが誕生したんだろうか?
キングは、研究所に昔居たことがあるみたいな描写があった気がするし、元王下七武海のハンコックやジンベイなら、世界政府が遺伝情報を得る機会もあったのかもしれない。
初代パシフィスタと思われるバーソロミューくまさんも、娘である(やっぱ娘だった!)ボニーから、特殊な種族であることが言及されている。バーソロミューくまさんがサイボーグ化の対象になってしまったのは、その種族的なものがあったのかな。

麦わらの一味は、やっぱりと言うかなんと言うか、サンジ、ゾロに懸賞金を素早く追い越される。うん、これは知ってた。しかし、今回は何ならジンベイにも追い越される。まあ、10憶の大台には乗ったんだから、よかったな、サンジ。
そして、存在を示唆されたルフィの夢の先。ルフィは単純なヤツだから、海賊王の果てを見るビジョンがあるとは思わなかった。だけど、それは荒唐無稽なことで、皆大笑いしている。だけど、シャンクスは泣いていたし、サニー号、ウソップ、ロビン、ジンベイは驚いたような表情だ。現実主義者や大人は事の大きさを現実的に捉えて笑うより驚いちゃうのかな。シャンクスが泣いたのは、彼の生い立ちがまだまだ不明瞭なので分かんないな。
一体、どんな夢の果てなんだろう。個人的には、前に書いたようにレッドラインもグランドラインもぶっ壊して、海を1つにするんじゃないかなんて思ったこともあるので「海を1つにする」とかかな。世界を1つにする、だと胡散臭いけど、海を1つにはなかなか爽やかで悪くない。オールブルーはルフィの先にあったぞ、サンジ。
サボの生い立ちを間近にしていたことを鑑みると「自由」もキーワードになっていそうなので「海を自由にする」とか?

でで、注目は不思議と大物になっていく四皇バギー。いいなあ、鷹の目さんとクロコダイルなんて、なかなかのイケオジ2人に挟まれちゃって。
アラバスタでのクロコダイルの悪行は忘れたわけではないけど、さすがに80巻以上昔のこととなると、ちょっと薄れてきて、改めて見ると顔がいいじゃねえの、となってしまう。しかし、クロコダイルは会社経営してばっかで、あんまり船に乗って海賊してないな。会社経営が性に合ってんだろうな。

31億8900万のバギーと、35憶9千万の最強の剣士ミホーク、そして19億6500万のサー・クロコダイルの会社かあ。
懸賞金は、サー・クロコダイルが現状では一番低いけど、知力と統率力を買われているあたりがカッコいい。いや、サー・クロコダイル、おまえのアラバスタでの愚行は忘れんぞ……ぐぬぬ。取り急ぎ、過去に報いるとかの理由じなくて、利害一致って理由でいいから、どんな事件に巻き込まれたか未だ詳細不明のコブラとビビちゃんをクロスカンパニーが介入して救ってくれよ!

そして、ついにDr.ベガパンク登場……!登場……しているのかな?
ルフィたちはDr.ベガパンクの研究所のあるエッグヘッドに到着というか、迷い込んだわけだが、何だかここでのことはよく分からん。
しかし、最後にロスト・テクノロジーに関することが提示されたわけだ。ここに来てロストテクノロジーか……ちょっと意外だったなあ。ポーネグリフとか、割とアナログなシステムな気がしていたから。
まあ、ロスト・テクノロジーと言っても、エッグヘッドでDr.ベガパンクが提示するようなサイバーな雰囲気のテクノロジーではなくて、天空の城ラピュタとかゼルダの伝説のような雰囲気のテクノロジーなので、石碑とか使って仕掛けを解除するのも、それはそれでありってかんじなのかもしれない。なんか苔むした巨神兵みたいなの居るし……。
そのロスト・テクノロジーは、もしかすると悪魔の実を作り出したり、グランドラインを作ったり、古代兵器を生み出したんだろうか?

そして、コビーが黒ひげ海賊団に連れていかれたらしいけど……てか、コビーと黒ひげ面識あるみたいだけど、ロッキーポート事件って何だっけ?SWORDもコビーのこと心配しているみたいだけど、ヘルメッポの言うエッグヘッドにある「セラフィム」って何ぞや。響き的には、パシフィスタよりもヤバそうな香りがするんだが……。
いや、それよりもサボとルルシア王国の皆さんはどうなっちゃったの。ルフィたちの背後で蠢く世界情勢が闇に包まれ過ぎてて、早く……早く全容を。皆の安否をば……。


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