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HAIR

<タイトル>

桑田佳祐
「宇宙から円盤が舞い降りると、15センチぐらいの白い髪の毛みたいなものが飛んでくるという事実があって、それをタイトルにしてる。」(1992年)

桑田佳祐
「何の意味もなくて、仮歌の段階でそうタイトルをつけてた。ちょうどその頃『サンタフェ』という写真集が出たりしていたからね。そんな事をいうと威厳が保てなくなっちゃうけど(笑)。」(1993年)

どっちなんだ!でも、どう考えても後者でしょうな。

<曲>

桑田佳祐
「あっという間にできた。ドラムも狭い “猫に小判スタジオ” に無理矢理押し込んで。だから低い豊かな音っていうのは全然出てなくて、パシパシしてるんだけど。
誰が持ってきたのか知らないけど、汚いギターがあったの。それで仮歌だからいいかって、そのギターを弾いて歌った。生ギターも俺が一回しか弾いていないのね。デモテープ用に録った音なの。それが生きちゃってる。」(1992年)

「猫に小判スタジオ」とは桑田佳祐の自宅地下にあるプライベートスタジオ。確かに曲の出だしAメロとエンディングの生ギターの音はチープでそれはそれで味わい深い。

桑田佳祐
「あのメロディは、実は七分間ぐらいで作っちゃったんです。自宅の地下にスタジオがあるんですが、レコーディングの合間に、そこからちょっと上に上がってギターをいじってる間にできた。アルバムの中では最短時間ですよね。

最初にどうしようとしたかというと、三連符の曲を作ろうかと思った。
ハチロク(八分の六拍子)の“チッチッチッ・チッチッチッ~”というリズムのやつを。それからもう一方でブルーアイドソウルっぽいものにしたいとも思ってた。中でもデビッドボウイがうたいそうなブルーアイドソウルね。

“天国の面積は~”というサビのところにかぶさるブラスのフレーズも、僕にとっては典型的なブルーアイドソウルのフレーズですね。たとえばウォーカーブラザーズの曲から聞こえてきそうなフレーズだと思う。」

-ボーカリストが自分ではなくて、誰か他の人を想定して作る場合は多いんですか。

「うん、そういうのは好きですね。だんだんそのケースは減ってはきてますけどね。この時はデヴィットボウイとか、それからキングクリムゾンみたいなプログレっぽい世界の人がノン・リバーブでうたっているという音像があったんですね。」(1993年)

<1999.10.03記>


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