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心を込めて花束を

<詞・曲>

桑田佳祐
「結婚式モノを作りたかったんですよ。カラフルなフルオーケストラで。

俺たちの知り合いの結婚式で洋楽がかかるのはもったいないなあ、サザンがかかりゃいいのに(笑)」(1996年)

桑田佳祐
「尊敬する宮川泰先生と夢の共演ができただけで満足です。木管金管含んだフルオーケストラです。

友達の結婚式行って、両親の花束贈呈のシーンを見て、そこでサザンが流れたらと、そんな詞のアイディアを宮川さんに話したの覚えてます。」(1996年)

桑田佳祐
「この曲はフルオーケストラに任せてしまおうと思ったのね。それに古いことも知ってる人がいいなと思って、(山下)達郎さんに相談したんですよ。

何人か挙げてもらったんですけど、そうしたら宮川泰さんの名前が挙がって、ボクは昔から宮川さんは尊敬していたし、それじゃあ今回、せひお願いしようかなと。

宮川さんは“自分は大衆作家だ、大御所ではない”って言い切ってるのね。それに音楽も好きだけど、ギャグも好きだっていう人だからさ。

尊敬してるのよ、ボクは。でも、ひとつだけ欠点が・・・。歌っちゃうの、レコーディング中に。指揮しながらさ“ウーウー”って、コンダクターのマイクにその声が入っちゃう(笑)。名物らしいんだけど。」(1996年)

「勝手にシンドバッド」でデビューしたサザン。

そのデビュー曲が「恋のバカンス」を意識していたというのは有名な話しだが、
「恋のバカンス」をはじめ、数々のザ・ピーナッツの楽曲を手がけたのが宮川泰氏。

サザンのデビューから現在に至るまでザ・ピーナッツの影響下の楽曲が多いことを考えると宮川氏からの影響は多大なものである。

その尊敬する氏との共演はある意味エポックメイキングとも言えよう。

<2000.04.29記>

レコーディングエンジニア林憲一氏
「アルバム(YOUNG LOVE)は、打ち込みっぽく作り込む曲と、バンドっぽい音のバランスがいいですよね。1曲だけ毛色が違う曲が、最後の『心を込めて花束を』。これは宮川泰先生にアレンジをお願いして、桑田さんの中にある『シャボン玉ホリデー』的なサウンドをやってみようという発想からフルオーケストラで録りました。」(2019年)

<2023.07.29 追記>

さっき、風呂でシャンプーしている時に突然ひらめいた!これじゃん!↓

ザ・ピーナッツ /「シャボン玉ホリデー」エンディング曲 『スターダスト』

<2023.07.30 追記>

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