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流産-見送る準備-

もうすぐ四十九日。
noteを投稿せずにはいられない日々から少しずつ現実と向き合えるようになり、noteを開く回数が減ってきました。

ただ悲しみが減った訳ではなく。

もちろん忘れた訳でもなく。

日常に戻ろうと必死なだけで…

残酷にも時間は過ぎていき…我が子が天国に召される日が近づいてきました。

旦那と相談して、四十九日まではどこへ行くにも、小さな小さな骨壷と足形の遺影をリュックに入れて出かけてきました。

子連れのご家族が羨ましくなった時は、リュックの中の我が子をおんぶしている気持ちでリュックの底をそっと持ち上げたりして…

そんな日々も残り数日。

早すぎる子離れの時間。

四十九日がきたら天国へ行ってしまう我が子に何が出来るのか…

流産してから開けずにいたアルバムを開き、最後の日のエコー写真を貼りました。

そして、家族写真や手紙、コメントを加え…糸のアルバムを完成させました。

わかっていたけれど、表情は穏やかなのになぜか大粒の涙が止まりませんでした。

感情よりも先に涙が溢れ出るそんな感覚を初めて味わいました。

アルバムは、せめてものお土産。

あわよくば生まれ変わって、実物を見に私達の元に帰ってきてほしいなと願いつつ。

弟や妹が大きくなった時にこのアルバムを開いて『命』について話そうと。必ず伝えようと。そう思います。

糸の命をもって伝えられることがたくさんあるはずだから。

糸-ito-

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