ナポリ留学体験記#13 「地下墓地」とは?
こんにちは、こんばんは。
みほです。
皆さんいかがお過ごしですか?
私は1月末にセメスターⅠのテストが終わり、絶賛春休みを謳歌しています。
と言っても、他の友達は2月中もテストが残っている子が多く、あまり遊べる雰囲気ではないのが悲しいです。。
(私の大学は、1月からテストがスタートし、3月から新しいセメスターが始まります。いわゆるテスト期間のようなものはなく、人によっては休みなしで次のセメスターが始まるようです。シンプルにかわいそう。)
ちなみにナポリは今、結構寒いです。朝は0度くらいまで下がります。
ナポリは冬ないんじゃないの!と思ってたので、勝手に裏切られた気分です。
ナポリのシンボルであるヴェスヴィオ火山にも雪が積もっていました。(ヘッダー参照)
ちなみにこの気温になっても私の部屋の暖房はつきません。
あと1ヶ月くらいはお布団と仲良くしながら過ごそうと思います😇
ここ1週間くらいは特に新しいことがない日々なので、少し前に友達と行った、
ナポリの地下墓地(カタコンベ)について書こうかなと思います。
世界史選択だった人は聞き覚えがあるかもしれませんが、そうではない人は初耳だと思います。
まず、カタコンベとは一体何かと言いますと、、、
つまりカタコンベとは、約1800年前に作られた墓地であり、キリスト教徒の秘密の礼拝場でもある、ということです。
私が訪ねたのは、南イタリア最大級の大きさを誇る「Catacombe di San Gennaro(カタコンベ・ディ・サンジェナーロ)」です。
ナポリの中心地から20分ほど山を登ったところにある教会の地下にあります。
11ユーロで、このカタコンベと、10分ほど下ったところにある別のカタコンベをセットで回ることができます。
イタリア語と英語のツアー付きで、所要時間は50分程度です。
想像していた暗くて狭い「地下の墓地」とは大きく異なり、天井も高くて奥行きもある場所でした。
これほど大きなカタコンベが作られたのは、ナポリ特有の強度の高い凝灰岩が使用されているからだそう。
元々は、2〜3世紀に貴族が墓地として開発し、その後キリスト教コミュニティに提供したと言われています。
その後、4世紀にナポリ最初の聖人であるSt.Agrippinusの遺骨が、5世紀にはこの地下墓地の名前にもなっているSt.Gennaroの遺骨が埋葬され、そこからキリスト教徒の神聖な場所として拡大されていきました。
地下墓地の中では、さまざまな種類のお墓を見ることができます。
階級によって埋葬される墓の形も異なるようで、当時の格差を垣間見ることができた気がしました。
特に私が興味深かったのは、壁画によってその場所がいつ頃使われていたか分かるというものでした。
壁画の中には、ポンペイ遺跡にも描かれている古代フレスコ画も見られますし、モザイク画も見ることができます。
そうやって遺跡の発掘調査って進めるんだ、なるほど、、とすごく納得しました。
あんまりたくさん話してもネタバレになってしまうので、このくらいにしておきます。
「せっかくヨーロッパに来たらな、日本ではできない経験をしたい!」と思っている方には、ぜひおすすめの場所です!
余談ではありますが、夏でも20度くらいまでしか気温が上がらないらしいので、ナポリのあっつい夏のひと時の涼しさを求めて行くのもいいかも知れません😂
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