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人生の振り返り 久しぶりの恋になるのか。

異例のスピードで認可された薬を
飲むことに決めた。
安定するまでは、夜中に体調が悪くなり
救急に駆け込んだこともある。
ご飯を食べずに服用した際には、
のたうちまわるくらい気持ちが
悪くなり、壁を蹴ったりして、
うずくまること40分くらいで治る。

薬も慣れてきて、仕事もフル勤務に
戻し、特に制限無く生活出来た。
ただ、疲れないように、休日はゆっくり
休むことを心掛けた。

そんな状況が5年くらい続いた時、
婚約破談から恋を諦めていた私に
出会いがあった。
飲み会で出会った彼は、私より一歳年上。
テレビ局で働いていた。
飲み会では、彼とほとんど喋らず、私の前に
座っていた彼は、私の方を向かず、身体を
横に、、、。
おい!失礼だろ。と思いながら、
この人、私に全く興味無いわと感じた。

家に帰宅して、お風呂に入った後、
携帯を見たら知らない番号から着信があった。
間違い電話だろうとあまり気にせず、
私は翌日出掛ける用事があった為、
眠りについた。

翌日、飲み会幹事をしてくれた女友達から
メールが入っていた。
昨日、◯◯君から私の携帯を教えて
欲しいと言われて、私を大切にして
あげてよと彼に伝えて、電話番号教えたと
メッセージが入っていた。
昨日の着信は彼?、、、。
私に全く関心が無いように見えた分、
意外だった。
友人が勝手に電話番号を教えてしまうのは
今なら個人情報流出だ。
あの時代は、LINEも勿論無いし、
ガラケーだった。

私は、元同僚の家で、ちらし寿司パーティーを
する予定だった為、折り返しをするとか、
どうしようと思う暇も無く、
会社の友人との待ち合わせ場所に向かった。

友人の家に着いて、雑談していたら、
私の携帯が鳴った。
昨日、着信があった番号。
ドキドキしながら、違う部屋へ移動して
電話に出た。

昨日、飲み会で出会った彼だった。
彼「また会いたい」
私「じゃあまた皆んなで会おう」
彼「さしで会いたい」

さしか、、。
2人をさしって言うんだと、
話しながらふと思った。

自分の予定も出先で分からず、
後日改めて電話することになった。

電話を切った私は、久しぶりの
ドキドキと嬉しさを感じていた。
これは、5年振りの恋愛になるのか。
病気になって恋愛するのは初めてだ。
そのことを考えると、感情をおさえる
自分がいた。


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