ケセラセラ

初めまして。 2度の癌。 一つは乳がんに罹患しました。 これまでの人生をnoteに残し…

ケセラセラ

初めまして。 2度の癌。 一つは乳がんに罹患しました。 これまでの人生をnoteに残していきます。 これからは自分の経験をアウトプットして 生きていきます。 「ケセラセラ」好きな言葉です。

最近の記事

人生振り返り 乳房再建手術

エキスパンダーで皮膚を伸ばしながら、 手術予約を取れたのは1年後。 私は、今、数日前に手術を終え ベットの上にいる。 そして今日は晴天。 大きな窓から、雲が流れ形を変える姿を のんびり眺めている。 入院日の夜、主治医ともう1人の先生が、 作戦会議をする為、診察室に呼ばれた。 エコーを当てながら、先生達は作戦会議。 その会話を聞きながら、私はかなり不安に かられた。 手術するのが怖くなった。  私の上半身は、マーキングされ、 自分の身体はどうなってしまうんだろう。 部屋に戻

    • 人生の振り返り 手術

      右胸全摘を決断した。 乳がんになって色々調べて、再建という ものがあること初めて知った。 保険適用ということもあり、 私は再建の道を選んだ。 再建といっても自家組織かインプラントか。 それぞれメリット、デメリットがある。 再建したいけど手術方法が決められない。 先生からは、直ぐに決めなくても 大丈夫と言われたので、まずは癌を取り エキスパンダーを入れた。 麻酔から覚めて、直ぐに胸に異物が 入ってることに気付いた。 半端無い違和感で、しばらくこの感覚と 付き合うのかと不安に

      • 人生の振り返り 2度目の癌

        ある日、右乳房のしこり(下部)を 偶然見つけた。 しこりを触った時、堅くて縦長の 豆粒のような感触があった。 ドキッ!とした。 こんなしこりあったっけ?頭は混乱していた。 乳がんじゃないよね。と問いかけながら、 毎年受診している婦人科検診を早めようと 翌日、早速予約をした。 ※のちに、ピンクリボンアドバイザーの 資格勉強をしたが、しこりを見つけた場合は、 検診では無く、乳腺外科がある病院へ 行かないといけなかった。 検診結果が出るまで2週間位、頭の片隅では 大丈夫かな?大丈

        • 人生の振り返り 自分を見失う

          私の人生から彼がいなくなった日々は、 また元に戻っただけ。 寂しいけど、ただ戻っただけと思う様に して、気持ちを紛らわす。 それから、遊びに行ったり、ご飯を食べたりする 男友達は出来ても、発展はしなかった。 段々年齢を重ね、男友達もいなくなり、 仕事に邁進する日々になった。 精神的プレッシャーや不安が多い 仕事だった。 私は特に感じやすいタイプではあった。 休日は身体を休めたり、出掛ける元気も 無く、家でゴロゴロ。 今、思えば、仕事とプライベートの 切り替えは下手だった。

        人生振り返り 乳房再建手術

          人生の振り返り 後悔は無い恋。

          彼と2人で食事に行くことにはなったが、 お互いのスケジュールが合わず、少し後に 会う日を決めた。 それまでは、メールや電話をしていたが、 平凡な毎日が、彩りある毎日に変わった。 でも病気のことを言わなきゃと思いながらも 電話で言うと相手の反応も分からないし、 会った時に伝えようと思った。 まだ付き合う前に言えば、もし病気が 原因で彼が離れても、私のダメージは 少ないだろう。 ただ、電話では、会った時、伝えたいことが あるとは彼に伝えておいた。 彼は、子供がいる?離婚?と聞い

          人生の振り返り 後悔は無い恋。

          人生の振り返り 久しぶりの恋になるのか。

          異例のスピードで認可された薬を 飲むことに決めた。 安定するまでは、夜中に体調が悪くなり 救急に駆け込んだこともある。 ご飯を食べずに服用した際には、 のたうちまわるくらい気持ちが 悪くなり、壁を蹴ったりして、 うずくまること40分くらいで治る。 薬も慣れてきて、仕事もフル勤務に 戻し、特に制限無く生活出来た。 ただ、疲れないように、休日はゆっくり 休むことを心掛けた。 そんな状況が5年くらい続いた時、 婚約破談から恋を諦めていた私に 出会いがあった。 飲み会で出会った彼

          人生の振り返り 久しぶりの恋になるのか。

          人生の振り返り 迷いそして決断

          インターフェロンの注射は、 半年位続けた。 脱毛が止まったのは安堵した。 定期的に通院をしていたが、 インターフェロンの結果は、 思うように出ていなかった。 あの当時の私は、奇跡を信じていた。 毎回通院した時に、先生から治ったよと 言われるんじゃないかと 何も根拠の無い期待をしていた。 そんな甘い話しは、勿論無い。 勝手な期待が大きい程、診察室から出ると 悲しい気持ちになる。 会計待ちの席で、下を向きながら、 泣いたことも何度もある。 私は、この日から、期待をしないと決め

          人生の振り返り 迷いそして決断

          人生の振り返り ⑩復職と副作用

          1ケ月の入院生活も終わり、 ようやく家に帰れた。 安堵感とこれからの不安が 入り混じっていた。 1ケ月も入院していたら、当たり前だが 体力はかなり減少して、体重も減っていた。 少しずつ外を歩き、復帰が出来るよう 体力を戻していった。 その時の私は、早く同期がいる職場に 戻りたいという気持ちが強かった。 復職1日目、久しぶりのデパートの照明が、 とても眩しかった。 後輩は、私の病気を知らない。 これから、急に体調が悪くなって、 仕事を休んで迷惑を掛けるかもしれないと 思って

          人生の振り返り ⑩復職と副作用

          人生の振り返り ⑨入院生活

          私の病名は、慢性骨髄性白血病だった。 紹介状を書いてもらい、近くの総合病院に その足で行った。 休日だっため救急へ。 私は、先生と話せる状態では無かった為、 母が先生と話した。 私は、母の膝で泣き崩れていた。 今でも覚えてることがある。 母が「この娘、結婚出来ますか?」 先生「…..。」 なんで今そんなこと聞くの。 私は、母にそう言える気力が無かった。 今思えば、年頃の娘の結婚が 心配だったんだろう。 それは、今でも進行形である。 私は、そのまま入院になった。 大部屋で

          人生の振り返り ⑨入院生活

          人生の振り返り ⑧私を襲っていた正体

          疲れ果てた中でも、自分なりに 一生懸命仕事をしていた。 仕事中は、会社から指定されている パンプスを履いていた。 ある日、休憩中にパンプスを脱ごうと 足の甲をみたら、たんこぶの様に 腫れ上がっていた。 異常な腫れ具合だった。 パンプスを脱いだら、足の周りが 内出血していた。 何もどこにもぶつけていないのに。 翌日、会社を休んで、近所の病院へ 行った。 珍しく、母が診察室まで入ってきた。 お医者様は、新しい靴を履いた時、 外傷は無いけど内部が傷付くことが ありますと。 母は、

          人生の振り返り ⑧私を襲っていた正体

          人生の振り返り ⑦場違いな場所に...。

          新たな挑戦は未経験職種。 デパートの世界。 同期は派遣スタッフ15名。 前職、アイドル・ホテル・デパート・ 商業施設などに勤めていた 濃いキャラな方々ばかり。 事務職をしていた地味な私は完全に アウェイじゃないか!! 最寄り駅が近い同じ歳のMちゃんと、 研修中は毎日待ち合せして電車で合流。 毎日、私達、ちょっと違うよね。 場違いな場所….。 辞めたいね。辞めたいねの繰り返し。 私はMちゃんの存在に救われていた。 だいたい15名も女子が集まれば、 自然に3名~4名の グル

          人生の振り返り ⑦場違いな場所に...。

          人生の振り返り ⑥挑戦

          彼と別れてから、退職を決意した。 結婚まで考えた彼が近くにいることが 耐えられなかったのもあるが、 彼が退職したら、私は耐えられなかっただろう。 退職届を手に、社長と応接室で話をした。 周りは交際していることを、薄々気付いていた。 だから、社長から退職理由は、結婚じゃないかと 何度も言われた。 社長も知っていたのだろう。 そこで、別れたので退職しますと言えなかった。 会社のおじ様から可愛がられ、ゆるりゆるりと 仕事をしていた環境。離れるのは寂しかった。 でも、私には未来が

          人生の振り返り ⑥挑戦

          ⑤結婚しようとしたら突然.....。

          社内恋愛3年目。 7歳年上の彼とは、私が平和主義、 彼も温厚な性格な為 喧嘩は殆どしたことなかった。 結婚はすぐしないという約束で交際を スタートした訳だが、 彼の年齢を考えるとそろそろと 考える自分がいた。 彼に「結婚考えてるの?」と何気に聞く。 彼は「うん。考えてるよ」と。 これがプロポーズなのか、 ちゃんとしたプロポーズは無かった。 程なく、単身赴任している父が 帰省している時に、彼が挨拶に来た。 父は、結婚に対して反対は無かった。 しばらくして、彼のご両親が挨拶に

          ⑤結婚しようとしたら突然.....。

          人生の振り返り ④タイミング

          就職した会社は、建設系の小さい会社。 事務員は私を入れて3名。 私が1番年齢が若い。 男性は、それぞれの担当現場に行くので 会うのは、早く帰ってきた男性のみ。 若い私が入社したので、最初はモテた。 ただただ、若い女性が珍しいだけだが。 入社してしばらくして、20代後半の男性に 声を掛けられた。 兄が学生の時、アルバイトをしていたこともあり 彼のことは兄から聞いていた。 ただ私のタイプでは無かった。 自宅が近所ということもあり、彼が早く会社に 帰宅した時は、送ってもらうこ

          人生の振り返り ④タイミング

          人生の振り返り ③これは恋といえるのか

          短大時代に飲み会で知り合った同級生。 彼は理学療法士の専門学校に通っていた。 女友達の知り合い。 あの当時は、知り合い同士が飲み会を セッティングして、人数集めに誘われることも あった。 彼は専門学校やバイトが忙しく、 たまにカラオケに行って遊んだ。 会ってる時は、内心ドキドキ。 お互い同じ歌手が好きだったり、 穏やかな優しい人だった。 1つ気になったのは、まだ付き合おうと告白を されていないが、お互い好意があったのは事実。 それなのに、私の誕生日に、私の友人から 飲み会

          人生の振り返り ③これは恋といえるのか

          人生の振り返り②学生時代

          中学校、高校時代は、ソフトテニス部に 明け暮れた。 日焼け止めは塗っていたが、もう真っ黒。 中学生の時、芸能人に似ている カッコイイ先輩が、体育の授業を 受けているのを、ずーと見てたら 先生から「そこの黒いやつ」と 注意された苦い思い出。 高校は、男女共学の割には、女子率が高く ほぼ女子高状態。 そんな環境では、好きな子も出来なかった。 特に将来の夢も無かった。 短期大学に入学して、学生生活満喫!! という感じではなく、2年間は短い。 あっという間に卒業。 たまーに飲み

          人生の振り返り②学生時代