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人生の振り返り 2度目の癌

ある日、右乳房のしこり(下部)を
偶然見つけた。
しこりを触った時、堅くて縦長の
豆粒のような感触があった。
ドキッ!とした。
こんなしこりあったっけ?頭は混乱していた。
乳がんじゃないよね。と問いかけながら、
毎年受診している婦人科検診を早めようと
翌日、早速予約をした。
※のちに、ピンクリボンアドバイザーの
資格勉強をしたが、しこりを見つけた場合は、
検診では無く、乳腺外科がある病院へ
行かないといけなかった。

検診結果が出るまで2週間位、頭の片隅では
大丈夫かな?大丈夫かな?と思いながら、
仕事をしていた。
検査結果が届いたら、やはり要精密検査、
カテゴリ4だった。
持病の兼ね合いもあり、かかりつけの病院の
乳腺外科に予約を入れた。

病院では、再度マンモグラフィーと超音波検査を
やった。
マンモグラフィーは、毎年やっているが、
胸がスルリスルリと板から離れ、激痛で
途中、休憩したが椅子に座りながら
泣いてしまった。
きっと不安だったんだろう。
なかなか上手く出来ず、撮る方が3人変わって
ようやく撮れた。

乳腺の先生とは、2年ぶりに会った。
前回は左胸が要検査になり、生検をしたが
特に問題は無かった。
先生が画像を見て、癌の疑いが高いと言った。
私は、何も言葉が出なかった。
先生は、とりあえず1ケ月後に手術の予約を
取った。
私は、仕事が、、。とも言えず。
その後、生検やMRIの検査をやったが、
生検の際、看護師さんから、大丈夫?と
聞かれた。
検診で引っかかって、こういう状況に
なってるから、あなたのメンタルが
心配と言われた。
自分でもメンタルが大丈夫か大丈夫
じゃないかさえ分からなかった。
検査結果が分かるのが1週間後。

全摘、部分切除の話しも出たが、
私の頭は混乱していて何も考えることが
出来なかった。
結果が出るまでの一週間は、仕事をしていても
地に足がついていないような感覚と、
乳がんのことをSNSや本で調べすぎて
私の心は崩壊寸前だった。

なんで私が乳がんなの?
2度の癌。
これ以上、私に試練を与えるの?

あの時の私は、もう普通の状態では
無かった。


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