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母の老健一日目

朝から固定資産税の支払いが数件あり、銀行に4行ほど行ってきました。

その後に、1時からの母の面会にいくのですが、今回は病院ではなく老健施設なので差し入れが少しできます。

おやつとか、コーヒーとかケーキ。

母のケガをする前までは食べてくれていたものです。

それを袋に一杯購入してもっていったところ、途中で栄養士さんにとがめられてしまいました。

渡邊さん、いくら自由にあげてもいいですよっていってもこんなに・・・これはダメですよ。一度には上げられませんし、こちらで預からせてもらっていいですか?

はい。わかりました。ちょっとどんな感じかわからなくって。

そういうと、栄養士さんはけらけらと笑い、良い息子さんなんでしょうね・・・こんな人いなかったですよ。いくら差し入れをといっても持ってくる人は稀でした。

他には食べませんから安心してください。大丈夫ですよ。

賞味期限がありますので、ケーキは数日しかないと思いますから・・というと、食後のデザートで食べさせますので、大丈夫ですよ。

そういってもって帰っていきました。

少し加減がわからず少し恥ずかしい思いをしました。3000円くらいのお菓子なんですけどね。

袋菓子も10袋くらいになってしまいました。

ついついこれも食べたなとか、これも好きだったなとか思うと量が多くなってしまいました。

昨日、今日とまだ二日間ですが、病院から老健施設に移り、若いころに苫小牧で勤務した最初の病院が高齢者の老人病院と老健施設との併設だったのを思い出していました。

高齢者の方が外でタバコを吸っていたり、買い食いをしたりしてるのをすごい怒ったこともありました。

30年以上も前の事なので、その方はもはや存命ではないでしょう。

でも、悪いことをしたなと思います。

あんなに怒るんじゃなかったと。

原理原則が大事なのは当然です。

でも、残された人生を有意義に生きるという権利をどの人も持ってるわけです。

有意義に生きようとする手助けをできただろうか・・・そう考えてしまうのです。

老健施設ではリハビリテーションと鍼灸をやっていました。

高齢者の方の腰痛や神経痛で有意義な生き方を阻害する因子を少しでも消して楽しい毎日を送っていただこうというわけなのです。


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