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スシローは今後も苦戦する

どうも。新人投資家Aです(#^.^#)

昨日、スシローを展開するFOOD &LIFE COMPANIESの2023年9月期の決算発表がありました。
売上収益は前期比で前期比で5.7%減、営業利益はほぼ横ばいとなっており、先日大幅増益予想に上方修正した元気寿司(魚べい展開)とは対照的な結果となりました。

水留社長は、この売上収益の減少を「物価高の中での値上げにより客数の減少が想定以上に進んだ」と決算説明会で説明しましたが、魚べいやくら寿司では、同様の値上げ実施でも売上を伸ばしております。
なぜ、このような差が付いてしまったのでしょうか。

スシローの客足が減少し始めた原因としては、昨年6月に景品表示法違反(おとり広告)による措置命令や今年1月のSNSで拡散された迷惑行為などが挙げられております。

しかし、私はそのことに加えてスシローでは効率化が遅れていることが一つの要因にあると考えております。
なぜなら、土日にスシローに行くと、いつも混雑している印象があるからです。
先日の投稿で、魚べいの店舗運営が効率的だと感じたことを取り上げましたが、私がスシローに行ってみて感じたことは、魚べいに入ったときとは反対の感想でした。

まず、店内に入ったときに感じたことはホールにいる店員の多さです。
回転寿司チェーンでは、多くのお店で機械化を進めておりホールスタッフは一昔前と比べて、少なくなってきています。
しかし、スシローではまるで一昔前のように店員が多くホールにいたのです。(タイミングやその店舗が特別だったのかもしれませんが。)

また、注文してから席に届くまでの時間は、高速レーンがないため遅く、(高速レーンがある店舗もある?)そして、お会計は店員が席で確認した後に有人レジで行います。

このように、徹底的に効率化を極めた魚べいと比べて、スシローでは効率の悪い仕組みが多く、その結果回転率も悪くなっていると言えそうです。
客単価が高くない回転寿司の場合、この回転率の悪さは致命的となるでしょう。
しかも、そこに手をつけなければいけないところ、スシローが始めたのは、レーン上で寿司が流れる様子を再現した大型ディスプレーを席に導入することでした。これには少しあきれてしまいました。

実際に現場に行って、問題点を考えられているのでしょうか。他店を視察して、良いところを盗む努力をしているのでしょうか。数値だけを目で追っているのではないでしょうか。

海外事業は好調のようですが、国内事業はしばらく苦戦が続きそうです。

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