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地方公務員がセカンドステージに進む上での覚悟

セカンドステージに進んだ人たちが味わう挫折感。
なぜ上手くいかないのか、その原因がわからない人がいるのではないか。
そして、これからセカンドステージに向かう人たちも含めて、必要なのは一つである。
それは、「覚悟」である。
それもそれまでの経験や実績、自尊心といった役人時代に築き上げてきたもの全てを捨て去る覚悟があるかということである。
この捨て去る覚悟は、簡単なようで簡単ではない。
なぜなら役人時代、出世するたびに内も外も首を垂れてくれることが多くなるからである。
明らかに相手よりも自分の方が上だと思うシーンが増えてくる。
だが冷静に見ると、その後ろにある役所の看板や権限に対して謙っているだけである。
だが人は有頂天になればなるほど、勘違いするのである。
それまでのキャリアを捨てろというのか、そんな無茶苦茶なと思われる御仁もいると思う。
でも少なくとも肩書きは捨てるべきである。
キャリアは、経験してきたプロセスにおいて立ち向かってきたことの本質をどれだけ見極めてこれたか、だと思うのである。
本質を見極めないと、対処療法でその場はくぐり抜けられても根治療にはならない。
また持続可能な地域社会システムを一つでも構築できたかにある。
そんなシゴトをしてきた役人はあまりみたことがない。
また、どんなシゴトもチームでやるのであってたった一人でやり遂げられるものではない。
なのに、「このシゴトは私がやったんです」と、吹聴する輩が多いことか
仲間を信じ、力を合わせたからこそ成し遂げられたのに、である。

ということで、私は最近では前職の話を最初からしない。
付き合い始めて、「不思議な人だ」と言われるとはじめて、「前職が地方公務員だったからでしょうかね」と返す。
「へぇ〜(意外・・・)」という反応。
でもそれ以上、役人時代の話を突っ込んでこない。
興味がないのである。
ましてどこまで出世したなんて、何の興味もないのである。
田舎の役所の部長や局長までなりましてね・・・
なんて話を聴くのは、相手にとっては時間の無駄ということである(笑)
だからこそ、捨てなければならないのである。
この現実から逃避してはいけない。
そして、これからセカンドステージに向かう後輩たちに贈るメッセージは、
何になるかではなく、何をやるかである
世のため人のために

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