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久しぶりにひとり旅に出た①

年に一度、実家に里帰りをします。

例年なら、まっすぐに実家を目指して帰るところだけれど

疫病の影響で、以前は飛んでいた実家のあるエリアまでの直行便がいまだ再開していないので、

今回は、実家と全く反対の九州に飛んで、そこからじわじわと北上しながら

実家に帰るという予定を立てた。

実家まで直行便がない場合は、3回乗り継いで帰ることになるのだけど

博多空港に飛んで、そこからの交通費や宿泊費などのもろもろの

旅費をあわせても、実家に帰るだけの飛行機代とさほど変わらなかったので

これは今がチャンス!と計画を実行に移すことに。

ひとり旅なんて、いつぶりだろう?

私は列車にのんびり揺られて、流れる景色をみながら

ご当地のおいしい駅弁を食べたり、そんなきままな旅が好きなのに

結婚してここへ引っ越してきてから、まったくそんな旅はしてなかった。

そもそも、ここには列車がない。

かろうじてバスはあるけど。

車がないと何処にも行けない車社会に暮らしているので

列車の旅は本当にワクワクしてしまう。

それに、ひとりってことろがミソなのだ。

夫が日本の里帰りにくっついて来る場合、

夫は外国人で日本語は話さないので

私があれこれ世話を焼かなければいけないし、

夫が来なくても、実家に帰ってからひとりでまたどこかに行くのは難しい。

せっかく里帰りしたのだから、両親と旅行に行ったり

一緒に過ごす時間を優先したいと思うから、

なかなか一人旅は行けなかった。

そっか、私はひとりになってゆっくり旅がしたかったんだと

静かに一人でのびのび、誰にも邪魔されずにきままな旅をしたかったんだと

気がついたので、自分にそれを体験させてあげることにした。



②へつづきます。



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