ばったり高校の時に好きだった女の子に会った。

ありがたいことに、僕は今大学生で彼女もいて、順風満帆と言いたいところが、実は彼女と別れそうなのだ。

彼女と別れそうな理由は、オブラートに包まずいうと、倦怠期なのだ。

大学生になって、サークルに入って、夏祭りとか二人で行って最高の形で始まった僕たちの恋は、お互いバイトやら帰省やら友達との旅行を当て付けて、徐々に徐々に会わなくなり、結果として冷め切ってしまったのだ。

そんなモヤモヤを抱えて自動車学校で、好きだった女の子にあった。

容姿は素朴な感じなのだが、とっても笑顔が素敵で、温厚な子。

これまであった女性の中でどんなに端正な顔をしている女の子と比べても、断トツで魅力的に見えるのだ。

大学一年で高校の時のジャージを履いて、髪もノーセットの僕に、彼女はツッコミはしないものの「相変わらずだなー」という目で笑ってくれるのだ。

その笑った顔は、高校の時と変わらなく、大学を１年間通ってもまだ、やはり魅力的に見えた。

神様がわざと今彼女に会わせたのならば、生ぬるくだらだら続いている僕たちの恋愛をきっぱりやめさせようとしてるんじゃないか？
倦怠期に突入した僕と彼女の恋愛に終わりを告げに来たのか？