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中山さんにまさかの恋?

恐ろしいことに、私は自分で作り出した「中山さん」にちょっとばかし恋をしているようです。自分で書いた架空の人物に惚れる人なんているんでしょうか。

もしかしたら作家さんであればそんな風な物語の生み出し方をする人はいるのかもしれません。「登場人物が勝手に動き出す」みたいな表現を作家さんのコメントで見かけることがあります。つまり架空のはずの人物が生きてくる、そういうことなんでしょうか。

私は「私」という主人公「結城(ゆうき)」という名前の女性の目を通じて、彼女が愛してやまない「中山さん」を見ています。

まだ名字しかない彼女で下の名前を考えてもないですし、中山さんも同じく名字しかありません。いわゆるプロットだとか構成だとか何もありません。だって素人だもん。時系列とかもむちゃくちゃです。

「中山さん」という人物は私に柔らかい空気を与えてくれる人で、同時に切ない気持ちを呼び起こしてくれる人です。主人公の「私」とともに傷ついたり苦しんだり、そして幸せな気持ちになったりとシンクロしています。

こんなふうに恋愛疑似体験みたいことが自分の文章で自分でできるなんて、なんかちょっとどうなの?

密かに笑えます。一人芝居みたいですね。でもまぁいいです。なんでもありです。書きたいときに私自身も愛する「中山さん」を登場させることにします。

「中山さん」をシリーズ化するとは自分でも思ってなかったです。初めの前編後編で完結のつもりでしたが、2人のこれからを書きたくなり3つ目の『それでもいいから』を公開しました。そして4つ目も下書きでスタンバイしています。

シリーズにはなっていますが普通に1つずつで話が分かるようにしているので、よかったらどれか覗いてみてください。逆にどれがつながっているのかリンクがないと分からないくらいです。もしもっと広がれば『中山さん』マガジンを作ってまとめようかな、と思いますが、そこまで書けるかな。書けたら楽しいですね。

807文字

#エッセイ #中山さん #登場人物 #シリーズ #恋

「中山さん」にご興味を持ってくださった方は覗いていってくださいね。シリーズは最新から『それでもいいから』『中山さん』『私たちのはじまり』の3本です。『それでもいいから』から開いてもらえればリンクで繋がっていけると思います。


お気持ち嬉しいです。ありがとうございます✨