スーパーヒーローテーマパークの中の人①

 男性がラバーな感じの特撮ヒロインの中の人をやる話。

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 スーパーヒーローとヒロインのテーマパークが完成した。
 パーク内で働くスーツアクター募集に、僕が名乗りを上げるのは当然の流れだ。
 高校の頃からショーチームでバイトをして、三回生までの足掛け五年間苦労をしてきたのは、このパークの計画が念頭にあったからだ。

 大学はあくまでも両親を納得させるためだ。
 本当はもっとチームの仕事やトレーニングに費やしたかったぐらいだ。
 勿論、パークで働きたいから鍛えてくれと言って、無償で働いたから許されることだ。
 苦労もあったが最高の青春だった。

 ただ、僕は小柄で細身ということもあって、何かとヒロインの方を演じる事が多く、或いは魔法少女の中身なんかもやっていた。
 本当は"レッド"をやりたかったが、その望みが叶うことはなかった。
 ただ、そのお陰で"ピンク"に関しては歴代で演じ分けが出来るほど習熟している自負がある。

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