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整体に通ってる話

去年の2月から整体に通っている。

以前から疲れると右膝が痛くなりやすく、とうとう歩くことが辛くなってしまった。歩くの好きなのに、これは問題だ!

足がパンパンに浮腫んでいる状態、それが右膝にいるような感じ。

一歩踏み出す時の膝の痛みに耐えられなくなって「こりゃ、あかん」と思い、まずは整形外科に行く。

「レントゲンで見る限り筋肉も骨もきれい」
以上。
処方されたのは湿布だけ。

納得いかなくて、その足で近所の整体に(もしかしたら通うことも考えて家の近くを選ぶ)すぐ予約を入れて、施術を受けて、通うことにした。

整体に通って、徐々に姿勢が良くなり
自分の体の癖も何となく掴めてきた。

1年通い、1年半通い…
ちょっとずつ良くなってる。
しかし、とてつもない改善は無い。
以前よりはいいけど相変わらず右膝は痛い。
お金かかるし、相性が悪いのかもしれない。
違う方法を探すかなぁ…と思い始めていた矢先、

今年の夏くらいから、右膝は痛くない時が増えてきたのだ。
やっと!!長かった…!
先生にも「この段階までくるの、長かったですね…(しみじみ)」と言われる始末。
ありがとう、先生。

痛みが無いってこんなに快適なんだっけ。

この9月、身体の状態がめちゃくちゃいいね!と先生も私も認める日があった。

その日の施術後は、ふわふわゆるゆるしていて、身体は楽ちん。背骨を伝って何か湧き上がる感覚。

でも、

私の心は「これでいいの?もっと緊張感を持ってないとダメじゃない?」と身体に力を入れようとする。
「頑張らないとダメなんじゃー!」と叫んでいる。

そんな意識があるなんて。
私は日々、どれだけ自分の体を無視して、犠牲にしているんだろう。

それと同時に「ふわふわでいいのだー」という、能天気で、きゃっきゃっうふふな声も聞こえる。
めちゃくちゃ楽しそう。

2つの声に気づいた時に涙が出た。 

そこから感情の反応が始まる。

何があっても泣きそうになる。

しんどかったんだよね、本当は
という自分への寄り添いと、

太陽の光、Twitterの今日の一言、偶然流れるSpotifyの曲、いつもの風景、雲の動き、友人からのLINE、
全ては自分を包んでくれる優しいものであるという安心感。

気持ちとしては「風の谷のナウシカ」の
「なんといういたわりと友愛じゃ。王蟲が心を開いておる」という、あのシーンの大ババ様のよう。(……お分かり頂けるだろうか)

なんだか全てが優し過ぎて辛い!

自分を大事にしていないのは自分だけじゃん。

2日で収まったが、身体を整えることであんな不思議な感じ方をしたのは初めてだった。

あの身体の状態がニュートラルなのだとしたら、
あの感覚が本来の自分らしさに近いのだとしたら、
私の世界はふわっと軽く、優しく、穏やかなきらめきを纏っている世界なんだろう。

うーん、常にその状態にしたいものだ。


通っている整体もいいけれど、違う整体の先生の施術を受けたり他の方法を探すのもありだなぁ、と模索中。膝の調子が良くなってきたので、そろそろ筋肉もつけていきたい。

目指せ健康への道、は続く。


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