音楽学の認知度
音楽学大学院生の週一アウトプット*17
私は、今フランスにいて語学学校に通っているので、毎日さまざまな国の方々とたくさんおしゃべりをしている。そんな中で、自分の自己紹介をすると、私の場合、必然的に「音楽学」というワードが出てきてしまう。
日本で自己紹介をするときにこのワードを出すと、十中八九、聞き返される。「オンガクガク?」「それはなんの楽器なの?」「なにそれ?」と。。。
この感じは、もう学部の頃からお決まりなので、その後の説明にも慣れてきたのだが、今回は状況が違う。母語でない言語でこれがうまく説明できるだろうか。日本語でもついこの間やっとなんとなくうまく説明できるようになったばかりなのに…。
とても不安だった。(ちなみに私はフランス語は本当に基本的な会話くらいしかできない。)
しかし、そのような心配は要らなかった。驚くことに、ほとんどの人がla musicologieというと、(私の拙い発音のせいで)聞き直してくる方は多いけれど、大体は"Ah~bon.Ah~~~C'est bon~"、と納得した顔で頷いてくれた。この反応を見るに音楽学という領域の認知度は日本より高そうだった。なんなら、時々「音楽学ってなに?」と聞いてきた人に対して、私が答えるよりも先に完璧な回答を代わりにしてくれるフランス人も多かった。
これには感動してしまった。でも、自分のためにもどうにかこの領域を他言語でもうまく説明できるようにならなければ。
研鑽いたします。
FALL
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