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映画 SLAM DUNK。娘との感想戦。

映画 『 THE FIRST SLAM DUNK 』  
娘と一緒に観ました。

観る前に
コミックはすべて読み直しましたが、
ネット等での事前情報収集は全くせずに。

観終わっての帰り道での
感想のやりとりが楽しかったので
ここにnoteしました。


娘:「よかったね~」

父:「うん、よかったね。
  いやー、そうきたかっ て感じ。
  山王戦一本。」

娘:「リョータがメインとは思わなかった。」


なぜ、THE FIRST ?

父:「なんで、THE FIRST なんだろね。
  2,3と続編につなげるためか
  と思っていたけど、いきなり
  大一番の山王戦だしね。」

娘:「う~ん
  ”切り込み隊長” だからじゃないの?」

父:「あ、なるほど
  一番最初に攻め込む で THE FIRSTか。
  確かにリョータ、
  切り込み隊長だしね。」

娘:「でも、この映画で
  にわかリョータファンが
  増えそうでヤダ。」

父:「え、どういうこと?」

娘:「私 リョータが一押しだったの。」

父:「へ~、なんでリョータなの」

娘:「え、いいな と思ったから」

父:「・・・
  まぁ、5人のなかでは
  リョータが一番普通
  いや、リョータだけが
  現実ばなれしていないキャラだしね。」


漫画読んでいる・読んでない

父:「この映画、いきなり山王戦だし
  キャラの説明的な場面ほとんどないのに
  そのキャラならではシーンはちゃんとあって
  漫画読んでいない人にはちょっと
  厳しいんじゃない?」

娘:「そうでもないんじゃない。
  バスケの試合のアニメと考えれば。」

父:「そうかなぁ
  まぁ、漫画に比べていろいろ
  思いっきりそぎ落としていたから
  ギリギリいけるのかなぁ。

  だいたい SLAM DUNKは恋愛漫画なのに
  晴子ちゃん全然かわいくなかったし。」

娘:「きゃはは、うん、かわいくない。
  単なる一観客になってた。
  でも、SLAM DUNKは
  恋愛漫画じゃないでしょ。」

父:「話をシンプルにするために、
   最高のゲーム(山王戦)と
   新エピソード(リョータの過去)
  のみに そぎ落として、
  それに関係しない三角関係は切り捨てて
  あえて 普通に描いたんだろうね。」

娘:「彩子さんはちゃんと美人系だったけど、
  リョータの恋ごころはなかったしね。」

父:「その意味でも この映画
  パンフやチラシがなくて正解だね。」

娘:「なんで」

父:「そういうの作ったら、
  ある程度はストーリーの予告みたいの
  書かなくちゃいけないじゃん。」

娘:「あ、そっか」


画風

父:「(エンドロールを見て)
  監督・脚本も
  作者(井上先生)なんだね。」

娘:「へー」

父:「原作が映画になるとき、
  ”〇〇製作委員会”とかいうのになって」

娘:「作者と激もめになるの多いよね。」

父:「なので、
  漫画の線をちゃんと残して3D風アニメに
  なっていたのよかった。
  最初の方の両チームのメンバが登場するとこ
  だんだんキャラの線が描き込まれてくの
  たまらなかった。」

娘:「顔の立体感、色の濃さで出したり、
  眉毛も、漫画の線 残ってたし。」

父:「応援のツッパリのなかの一人
  メガネして髪の毛もじゃもじゃの奴、
  漫画の通りにもじゃもじゃの上に
  色塗っていたよね。」

娘:「あはは、そうそう。
  3D風なのに平面。」


娘:「安西先生の声、
  思っていたより低かった。」

父:「そうだね。
  どのキャラも全体に渋めの声だったね。
  新エピソード(リョータの過去)の
  雰囲気に合わせるためかなぁ。」   

娘:「ゴリが倒れたシーン、
  漫画では「魚住の大根の桂剥き」の場面
  (#246 主将の決意)も このままだと
  急に出てきてどうすんだろうなぁ
  と思っていた。
  小悪魔でくるとは。」

父:「そーだね。
  ずっと 遊び心なしの展開で、
  我慢できなくなって、
  あそこだけはちょっと遊んだのかもね。」


後記

映画観終わったので、ちょっと調べてみました。
特に THE FIRSTの意図を知りたくて。

英語辞典から

[ 形容詞 ] 
第1の,1番目の; 最初の
最も重要な,主要な,一流の,最高の

ジーニアス英語辞典 第5版

「はじめ」のイメージが強くありましたが、
「最高位の」という意味もありましたね。
The First Lady(大統領夫人)で使われるように。 

最高の試合:山王戦に絞ったストーリー
漫画の画筆を活かした最高のアート

 最 高 位 の SLAM DUNK

それが
 THE FIRST
   SLAM DUNK

と勝手に自分の中では結論付けました。


その後読んだ、井上先生のつれづれ記に、
まさに THE FIRST という記がありました。

知らない人には初めての、
知ってる人には、
知ってるけど初めて見るスラムダンク。

そんな感じで気軽に楽しんでもらえたら嬉しいです。

https://itplanning.co.jp/inoue/i221020/

とっても楽しみました!

是非、劇場で観てください!





タイトルの画像は映画のホームページから借用させていただきました。
最初の一歩を意図して、バッシュを一つ。


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