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税務調査について~基本的な考え方~

本日は、税務調査について、私なりの考えを述べたい。

まず第一は税務署職員への対応について。当たり前のことであるが、相手も人間である。こちら側の対応次第で調査の結果は大きく変わる。大切なのは相手を敬うこと。「会社の悪いところを見つけてくれる人が来た」と捉え、紳士的に接することが大切だ。しかし中には図々しい税務署職員がいることも事実。そんな場合はある程度のバトルはやむを得ないであろう。

第二に相手からの指摘について。大切なのは大義名分だ。「会社の業績を向上させ、後々の納税額を増やし、社会に貢献する」そのための行為であることをきちんと説明することが大切だ。逆に説明ができない行為は問題だ。日常使う経費や行為について、「この経費をつかうことで、この行為を行うことで、業績は向上するか?社会貢献できるか?」と、常日頃から自問することが大切だ。その答えがYESであれば、大義名分が成り立つ可能性が高い。

第三に根拠資料を残すこと。税務署は官僚型組織なので税務調査官は上司に報告する必要がある。上司に報告しやすいように根拠資料を渡してあげることが大切だ。この点は融資も同じ。銀行員も上司に報告するための資料が欲しい。税務調査も融資も本質は同じだ。

以上で述べた私なりの考えを要約すると次の通り。

「税務調査官に対して、敬意をもって接し、大義名分を伝え、その根拠となるエビデンスを提供する。」

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