月の落とし子・かぐや(仮) 3話「食事 」 プロット (編集中です。コロコロ変わります。)
満月が昇っている夜空。
手を繋いで歩く、かぐやと天寿。
天寿「かぐや、かぁ、すごく珍しい名前だね」
かぐや「天寿なんて名前も初めて聞いたけど」
天寿「何か、理由というか、意味があるの?」
かぐや「…竹取物語っていう御話があって・・・」
・・・
夕焼けの空。
沈みかけている太陽の光に赤く照らされている、かぐやの家。
かぐやは濡れ縁で一冊の本を開いている。
本の題名は、「竹取物語」
かぐやが開いたページには、おじいさんが竹の中から光り輝く小さな女の子を見つける様子の挿絵が描かれている。
かぐやはページをめくる。
パラ…
そのページには、おじいさんと少女、そしておばあさんが楽しそうに食事をする挿絵が描かれている。
かぐや「・・・」
・・・回想・・・
かぐやは静かに本をとじ、棚に戻すと、ゆっくりと竈の方へ歩いていく。
かぐやは、竈に火を入れて、食事の準備を始める。
・・・
囲炉裏に火が入っていて、鉤棒にぶら下がっている鍋を温めている。
かぐやは小皿に盛った食べ物を一口、二口食べた後、小皿と箸を置いてしまうのだった。
・・・
夜。
夜空には満月が昇っている。
満月の淡い光がかぐやのいない布団を淡く照らしている。
閉められていた玄関の戸が開く。
がららら
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