みー@昭和の子

昭和に生まれた昔の娘です。 昭和から令和と元号も行くたび変わり、 世間もそれなりに変化…

みー@昭和の子

昭和に生まれた昔の娘です。 昭和から令和と元号も行くたび変わり、 世間もそれなりに変化してますが、 相変わらず目の前の事に、毎日バタバタ 百足のようにいろんな事で生きてます。

最近の記事

叶い石と消えた夢

島根県の松江市には三方山に囲まれた玉造温泉がある。 この温泉地には宍道湖に注ぐ玉湯川が温泉街の中心を流れている。 川を挟んだ左右には宿、お土産屋、飲食店が立ち並び、温泉地ならではの風情がある。 春休みで広島から遊びに来ていた息子の11歳の子供と、川岸に咲く桜を見ながら時々は玉湯川に湧き出る温泉で足湯しながら温泉街を散策する。 温泉街から外れた所に神社の鳥居を見つける。玉作湯神社と書いてある。鳥居をくぐると、二つ目の鳥居があり、そこをくぐって階段を上がると拝殿があるようだ。階

    • 老いること

      いつまでも自分は若い人と同じ活力があり、夢に向かって爆進するんだと半世紀以上走り続けてきた。 数日前、同級生3人とコロナ禍でなかなか会えなかった事もあり3年振りに再会した。久々の再会の報告は病気の話しばかり。一人は突然の心不全で救急で病院に行き回復と思いきや、子宮がんが見つかり1年あまり入院を余儀なくされ、その結果、脚の筋力低下で歩き辛いと杖を補助に使っていた。 また、大腸がんの疑いでポリープを取った人、白内障の手術をした人、3人の中で病院に縁の無いのは私だけだった。 自

      • 25年振り突然奏でるオルゴール

        今日は春陽気。 冬に入ってからは寒くて、ほとんど開ける事が無かった寝室の窓。 二人の息子が小学生の頃まで子供部屋として使っていたが、それぞれ巣立ってからは夫婦の寝室になっている。 窓越しに入って来る暖かい日差しのせいか、掃除のやる気に火がつく。 寝室の南北東の窓を全開し、掃除機をかけ始める。寝室を眺め見渡すと、部屋の隅々には、息子の教科書がそのままの学習机、ガンダムが飾られた棚、次男が続かなかった電子ドラム、長男が主人の実家から持ち帰った60年代のプレーヤーの壊れたステレオ

        • え!不思議なこと

          ある日、うつらうつらと夢の中。 入院中の友人のお見舞いに病室を訪れ ベットの下手に立ってる自分がいる。 ベットで起き上がってる彼女は、どういうわけか頭の先からパジャマまで全てが黄色でキラキラしている。 「どうしたん?」と聞いても彼女はただ無言で微笑んでいる。 コロナ禍で面会時間も短かったのか、偶然居合わせた彼女の親友と一緒に病室を出て、目の前に現れた階段を降りて行く。最後の段になった時、急に目の前がぱっと明るくなった。 はっと、飛び起きる。朝まだ4時頃だった。なぜか冷や汗を

        叶い石と消えた夢