お金に困らない経営のために開業時にする3つのこと
開業時にすることの3つのことをお話しします。
3つのこととは、以下の目次に書いてますが、この通りです。
経営者にはいろんなタイプがいますよね。
堅実にものごとをこなす人がいれば、アイデアを考えるのがすきだけど細かい実務はしたくないという人もいます。
売上アップに一番燃えます!という人もいれば、売上のほかに楽しみを見出す人もいます。
そんなに極端でな人ばかりではなく「とりあえずやっていけば上手くいくだろう」と、なんとなく考える人もいいるのです。
あなたはどんなタイプでしょうか?
なんとなく始めるのを否定してはいません。
走りださないと一生分からないものもあるからです。
それでも事業を始めるのであれば、
最低限の準備をしておく必要があります。
今日は、あえて3つのことを「最低限」のものとしてしぼり、それを紹介します。
それが「事業の計画を立てる」、
「クラウド会計ツールを導入する」、
「お金の相談相手を見つける」の3つです。
3つについては、やりたくないな、
後に回したいなと思うものがあるかもしれませんが、
これらは経営を楽にするための貴重な武器となります。
武器をもたずに戦場に出かけることの内容にお願いしたいのです。
事業の計画を立てる
一つ目は事業の計画を立てることです。
その本質は、「上手くいくやり方を見つけてから始める」ということですが、今日はもう一つの面から話をしてみます。
事業の計画を立てるのは、お金の計画を立てる為です。
お金は、先手を打って計画を打つ人のところに集まります。
事業にトラブルはつきものですが、
資金的なトラブルについては、予防線をはることができます。
そして、資金的なトラブルを抱えてしまうと、
その後何年もトラブルを抱えたままになってしまう可能性が高いのです。
たとえば、資金のトラブルを抱えた後では
お金を貸してくれるところがありません。
貸してくれるところがあったとしても、金利が高いです。
そして、日本では、創業したときが一番お金を借りやすいのです。
日本には、創業を支援する日本政策金融公庫という、お金を貸すための特別な金融機関があります。
略して「公庫」と呼ばれることが多いです。
この公庫の貸付は、納税を怠ったりしていると活用できません。
事業計画をつくるということは、
毎年お金はどれくらい稼いで、何年後にいくらの融資をうけるのかという計画も立てることになります。
この計画を立てておくと、
もちろん、計画通りにいく事業は珍しいでしょう。
だからといって、計画は無駄ではありません。
経営者は計画をたてることで、
毎月の営業成績を気にするようになり、
お金に対する知識を身に着けていけるようになります。
経営感覚を培うために、計画はもはや必須といえます。
クラウド会計ツールを導入する
毎月の営業成績を把握するためには、
クラウド会計ツールを導入するのが一番低コストであると考えます。
先月会った経営者はエクセルで集計していましたが、
その方は数字を見るのが好きでした。
ほとんどの経営者は数字を見るのが嫌いです。
しかし、営業成績がわからないと、
何を伸ばし、何を改善しなくてはいけないかが
わかりません。
税理士で毎月の試算表を作ってくれるところはほぼありません。
作ってもらうとしたら別料金が必要となるでしょう。
仮に、今月のを作ってください。と言われたら、応じてくれるかもしれません。しかし、2~3カ月待つことになると予想します。
そんな例が多いのです。
税理士に文句を言うのではなく、自分で把握できるように
環境を整えた方が安く済みます。
クラウド会計ツールには、freee、MFクラウド、弥生会計といったところがメジャーです。
クラウド会計ツールは、銀行口座やクレジットカード会社、さらに電子マネーの取引データを自動で取り込んでくれるために、
そんなに苦労することなく帳簿を付けることができます。
請求書や領収書の発行も簡単にできます。
何より売上や支払いの管理がほぼリアルタイムできるところが経営に役立ちます。
無料トライアルでもためせるので、一度使ってみるといいでしょう。
お金の相談相手を見つける
たいていの経営者は、融資の受け方をご存じです。
しかし、融資を受けるときのお作法や金融機関との付き合い方を知りません。
また、補助金、助成金を活用したことがない事業者にたくさんあってきました。
数千万円を知らずに捨てているのです。
また、補助金を活用して事業の幅を広げたり、より手元にお金の残る事業をしていく芽をつんでいることにもなるので、その機会損失の金額は計り知れません。
こういった知識は、学べば身につくものです。
しかし、情報には旬があります。
旬を逃さないコツは、そういった情報をもっている人と付き合うことです。
私もその一人ですが、近くにいる人に相談したいという
声も聞きます。
一番確実な相談相手は、商工会議所・商工会に加入して、
スタッフと話すことです。
お金についての情報は商工会議所・商工会に集まります。
そして商工会議所への経営相談は無料でできます。
しかし、継続的な指導を受けるためには、入会して関係づくりをするのも一つの道です。
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