ぽぬん陶芸小説家

陶芸と小説を書いている。若い男。 日々の陶芸の日記。思ったことを書きます。

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最近の記事

なんの為に

限界だ、と感じた時いつも思う。 なんの為にやってるんだと。 俺は、何を思い、何を願い、誰に何を届けたいのかと。 愛情を教えてくれた家族か、知恵を教えてくれた先生方か、親しくしてくれる友達か、挫け嘆き、とてもじゃないが前を向けない同胞か、 それとも、今でも俺を信じてくれる自分か、 過去のどうしようもない僕自身かと。 昔、なにか心の一部を無くしたことがあった。 それがなんだったか、今も分からない。 とても温かい何かだった。 一度は折れた心だ、元には戻らないのかもしれない。

    • 私2

      私自身、私の事を好いていると言ったが簡単にそうとは言えない。 実際、私自身は自信が無く、自分がまだハッキリとはないからだ。 自分とは自我への執着であり。自己実現の終着点だと思う。 生まれたばかりの赤ん坊が初めて鏡を見たとき自分を知る。それがスタートだ。 それから自己形成が始まる。 好きな物が出来て、嫌いな物が出来て、守りたいものが出来てくる。それは多分幸せな事だ。 だが、この時代に自分がしっかりと出来ているのは難しいことかもしれない。 SNSにより無意識に相手が見え、自分が見

      • 私ってなんだろう。 意志を持った生命?自己解釈を続ける者? もっと簡単に私を説明したい。 自己紹介したいんだ。 例えば、自分の性格とか、最近始めたことや、 好きな事、去った人、嫌いな事、出会った人。 いっぱいあり過ぎてキリが無い。 とにかく私を形成するパーツは過去、現在、 未来において数限り無くある。 多分、私が私を忘れても私だし。 誰が私を忘れても私は私を捨てれないんだろう。 服装や髪型、要するにファッションみたいに顔や声を変えながら、私はあり続けるんだろうか? 正直怖い。

        • ハートビート

          眠れないとき音楽を聞く。 ただ垂れ流すのでは無く、使い古されてくすんだ白いBluetoothのイヤフォンをして音楽を聞く。慣れた手つきでプレイリストを開き、どの曲か決める。そうやって心を潤す。 時間は深夜の2時頃。 布団に入って寝ようとしても寝れなかったのだ。何故、寝れないのか。 今日の昼間に自堕落な生活をしていたからか、寝る前に見たマリウポリのドキュメンタリーに悪い意味で目を奪われたのか。 結論から言えば、どちらも心を乾かした。 真昼にした自堕落な生活も、深夜に見た悲惨な

          寒さ温かさ

          こんばんは、お疲れ様です。 今回はショートショートです。 この場所を去った者がいた。 ここは寒い。誰一人もいないと。 この場所に来た者がいた。 ここは温かい。誰かがいたのだと。 来た者は去った者に感謝をするだろう。 温かさを残した、ここを去った者に。 そして、ここを去った者も新しい場所で感謝するのだ。 循環する世界、 多分、心も循環しているのだろう。

          デッドマンズランド

          2.スタディーイングリッシュ! この島では雪が降る。 真っ白な雪が降る。 そう、真っ白な。 スタディーイングリッシュ! スタディーイングリッシュ! 英語を学ばないと、外国には行けませんよ! スタディーイングリッシュ! スタディーイングリッシュ! 英語を学ばないと、外国には行けませんよ! なにやら、青い癖毛がぴょんぴょん跳ねている。 帰り道、どうやら先生の口癖をジャンプしながら甲高い声で復唱しているようだ。 あおい。また先生のことバカにして。 背の高い少女が注意した。

          デッドマンズランド

          デッドマンズランド

          1.神 えーーと。何の楽園だったかな天使くん? 死者たちの楽園です。神様。 あーーそうだった。医者たちの楽園だ。きっと患者だらけの高齢化社会。 違います神様。死者たちの楽園です。 あーーそうだ死者たちの楽園だ。 で、その感謝の楽園の運営を僕はしてるのか。 死者です、神様。 作った楽園を1からいってみては? えーー、まずは犬の楽園だろ、で次が奴隷、漫画、道化、鳩。 んーーどこまでいったけ? バカです、神様。 あーーそうバカ。ってバカにしてるだろ天使くん。 そー

          デッドマンズランド

          発熱

          炎をみた。 冷める人を見た。 俺はどっちだ。

          寝る前の豆電球。 母の笑顔。 戦地の焼夷弾。 https://note.com/komaki_kousuke/n/n7dc59a22a089

          生と死

          生きる為に首を括る。夢見た為に首を吊る。 https://note.com/komaki_kousuke/n/n7dc59a22a089?sub_rt=share_pw

          友達

          おはこんばんは 今回はポエムです。 生き別れ、轍が別れ、どこへ行くんだ 自分でさえどうしようも無いのに、 他人になんて、もっと言えば、友達さえどうしようも無いのに。 反政府デモ、テロ、飢餓、戦争。 そんな、だだっ広い世界で出会えた。 ただでさえ少ない友達なのに。 連絡つかず、既読ならず、 どうしょうもない心境。 いやしっかりしないといけないのは自分の方か。 投薬多し、気分情緒不安定、 そんな中出会えた友なのに。 なぜ先に行く。何故生き急ぐ。 寝静まる前、不意に

          眩しい、コミック

          こんばんちは、どうもぽぬんです。 今日は本屋で感じたことを書きます。 12:00頃、お昼を食べた後に近くの本屋に行った。買いたかった漫画があったのだ。 三月のライオン、僕が昔から好きな漫画だ。 ネタバレを控えて説明すると、最年少で将棋指しになった青年の物語で青年の蒼い雰囲気が様々な人と出会い、暖かなものになっていく作品だ。知っている人も多いと思う。 最新巻は17巻。やっと見つけて、手に取った。表紙は主人公と将棋指しの友達との2ショットだった。 手に取った、買えるお金もあ

          眩しい、コミック

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          焼き物、焼けたよ

          焼き物、焼けたよ

          ハルジオン

          まえがき こんばんは お疲れ様です。今回はショートショートです 男が道を俯きながら歩いている 分別の出来る彼は上目で人を見ながら歩いている 革靴、それに引っ付く女と濃い香水 一目みて、あいつらは粗大ゴミだとほくそ笑む 自分の価値に似合わない物を使って、何が楽しい 届かないものをねだって、何が楽しい 男は吐き気をしながら通り過ぎる 次はなんだ ボロボロのジャケット、踵のつぶれた靴 仕事終わりのサラリーマンだろう コイツも、話にもならない ゴミはゴミでも

          眠れない

          まえがき こんばんは、お疲れ様です。 眠れない。そんな時に書いた文章です。 眠れない。 不安、恐怖。 未来が怖いんだ。 真っ暗な部屋。 黒い天井。 息苦しさを詰めた小さな箱庭。 人の期待に応えられない。 思ったようにできない。 自分の期待。 耐え難いプレッシャー。 僕はただの青年E。世界という学芸会の隅っこ。 ライトなんて当たらない。 それでも… それでもだ。 未来が、人が、日常が、世界が怖くても。 やるしかない。根性論、理想論でも生きなきゃ。 生きて

          疲れた

          まえがき こんばんは。お疲れ様です。 れは僕が落ち込んだ時に書いた文章です。 それでは始まります。 疲れた アパートの一室。その言葉だけだった。それ以外はなんとも。僕は人前で本音を見せなかった。 苦しくても何があっても、呟くだけだった。何されてもどこに行っても。独りの場所で ぽつりと。 疲れた その言葉の重みは何グラムだろうか、何キロか、いや重さではそもそも表せないか。 人としゃべらないから、僕のたどたどしい会話はどこかいびつで。 人は褒めても自分はピエロみたいで。