神さんはよく

「それを利用したら、それに利用されることも覚悟しなさい」

と言われます。自分だけが都合よく使おうと思ってはいけないという戒めの言葉でもあるのですが、最近はこのあたりの考え方が「個人の自由」をはき違えしている人によってズレたものになっているように感じます。今回はこのことについて少しお話をしようと思います。

最近は芸能界の人がよく「プライベートまで勝手にさらすのはいかがなものか」とコメントされているのを見るのですが、神さんは

「自分のいい時だけマスコミを利用しておいて、その他は利用されるのは嫌だというのは成り立たない」

と言われます。マスコミを利用して得た権利が多いほどマスコミに果たさないといけない義務が大きくなり、マスコミを利用して得た名声が大きければ大きいほど市井の声は手の届かないところへいってしまうのです。しかし、この原理がわかっていないのか忘れてしまった人が最近は間違いを犯しているように思います。

楽をするためには誰かの手を借りないといけません。誰かの手を借りると代わりにしてくれた人の苦労は頼った人にも等分にかかるので、果たさないといけない義務は頼った人の分だけ膨れ上がります。会社がお給料を出すのはこの仕組みで義務を相殺しているのですが、一般の人も誰かを頼った時は何かで相殺をしないといけません。それがお金なのか、物なのか、気持ちなのかは人それぞれですが、必ず相殺しないとしんどいことが手元に必ず残ってしまいます。だからこそ神さんは

「できることはできる限り自分でしろ」

と言われるのです。さらに神さんは付け加えて、

「自分ではできないことと、これが終わらないと誰かに迷惑がかかる時は、誰かにお願いするようにしなさい」

と言われます。無理をする必要はないですが安易に普通を無理と考えるのもよくないので、そのあたりをしっかり考える必要があるのではないかと思います。

利用をするということは、その時点ですべて思い通りにはいかなくなることを肝に銘じて利用してみてください。そうすれば無用なイライラが少し減ると思います。

今日はまとまりのない文になりました。
いつもか（笑）。