かれん

最愛の両親を見送り娘も独立し、そろそろ第2の人生をスタートしたいと本気で重い腰をあげま…

かれん

最愛の両親を見送り娘も独立し、そろそろ第2の人生をスタートしたいと本気で重い腰をあげました。ささやかながら何か共感&お役に立つことがあったら幸いです。#アラフィフ

最近の記事

90代の父と過ごした最後の3年間

「毎朝、空手のカタと筋トレしてるよ。あとヌンチャクも使って。」 最初は高齢者のハッタリでしょと思っていた。 しかしそれはウソではなかった。 約30年ぶりに私は実家に戻った。 90代の父が毎日トレーニングを続けていることを知った。 「シュッ、シュシュッ。」 毎朝、隣室から聞こえてくる音で目が覚めた。空間を風が切る音だ。 最初は「何この棒?」と思ったが ブルースリーの映画に出てくるあの振り回す棒「ヌンチャク」だと思い出した。 気分が落ち込むからとか、 体調悪いとか、 天気が

    • 新しい美意識と感じた〜パールネックレースの男性@山手線

      先日、山手線の中でパールネックレースをつけている若い男性を見かけた。 驚いて、思わず2度見してしまった。 結論から言うと似合っていた。 服装全体はカジュアル、特別感などはない。 芸能とかホストとか何か特別な仕事をしている風ではなく 一般の方らしい雰囲気を漂わせていた。 私が感心したのは彼が特別なイケメンではないけれど 全体的な雰囲気でファッションとしてパールが似合っていたところだ。 カジュアルな服装とパールのネックレース レアな組み合わせを似合わせることができるのは お洒

      • 歳を重ねて良かった!と思うことリスト

        先日私の誕生日を娘と友人が祝ってくれました。 娘がご馳走してくれるランチなんて滅多にないことなので素直に嬉しいー! デザートのスイーツも可愛かった。 あくまで私の個人レベルだけど 歳を重ねることで良かったことちょっと書き出してみました。 ・経験が積み重なったため、料理の手際が良くなる。 ・店の前を通っただけで自分好みの美味しい店かそうでないかわかるようになる。 (嗅覚が敏感なので(^_^;) ・自分の理解が深まり、落ち着いて行動できるようになる。 ・長い年月を通じて形成

        • 94歳で絵を描き続ける叔母の展示会へ

          80代で初めて絵筆を手にし、毎年グループ展に参加している叔母の展示会に 親戚と参加してきました。 以前はメトロ銀座駅からギャラリーまで余裕で歩けたのに、昨年からタクシーを利用している。耳も遠い。補聴器もよく失くす。スマホも持たなくなった。年々少しずつ私達がお手伝いすることが増えている。 けれど叔母の絵は年齢に逆行するかのように、画風は年々若々しく感じる。 90代に上がってから絵が一層明るくなった。 本当に感性が瑞々しく溢れ出ているのだと思う。 10年以上前、夫(叔父)が

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          久しぶりのオペラは

          娘の歌の先生でもあり、私のダンスの先生でもある横尾先生にお誘いを受けて 昨日は「ヘンゼルとグレーテル」を観てきた。 場所は新宿区にあるガルバホール、 高層ビルが立ち並ぶ街の中、グーグルマップだけを頼りに辿り着く。 扉を開けるとそこはもはや新宿ではなかった。 ガウディにインスパイアされたように大胆なうねりを見せる柱、 ラリックを思わせるような立体的な照明、色鮮やかなステンドグラス、 19世紀の邸宅サロンに迷い込んだかのような芸術空間だった。 「ヘンゼルとグレーテル」は子ど

          久しぶりのオペラは

          お気に入りの美容師にたどり着くまで「6年」かかった話

          20代後半から20年位お世話になっていた美容師さんが現場を去ることになり、私はやむなく美容師を変更することになった。 そのあと、新しい美容師さんなんてすぐに見つかると思ってたのは6年前。 毎回ホットペッパーで探し予約すれば お気に入りの美容師なんてすぐに見つかると思っていた。だけど実際は違った、 なぜか出来上がりがしっくりこない。最初の美容師のレベル高かったからだろうか? もちろんそれも一部ある。 納得の美容師さん探しで、私の意識の中の「こだわり」の強さをこの6年でじわじわ

          お気に入りの美容師にたどり着くまで「6年」かかった話

          匂い 

          鼻先をつく匂い スタバでカップを手にして飲もうとした時に急に気になった。 私はいつものソイラテ。 友人はパイナップルフラペチーノを手にして喜んでいる。 場所はショッピングセンター内のスタバ。 何気ないお喋り中、先ほどから集中がかけてしまうのは5メートル先で店員がトイレットペーパーの品出しを始めたから。 まだ未開封のトイレットペーパーなのにその匂いが鼻先を占領する。 安価なトイレットペーパーの手触りを感じるほど鮮明に、少し香料入りの紙質感までが目の前を漂う。スタバでくつろいで