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     TAOの言葉

        どんな出来事にも理由がある


今も辛いの?と聞かれれば嘘になります。辛いです!

ボクは30代になりました。もう少年でも青年でもありません。幼少期は、どうして同じクラスの男子が好きなのか、どうして女子を好きにならないの?と違和感だらけで病気なんだと思い込んでいました。

親はこの大学に進学しなさいと道しるべさえ示して、全て自分自身の気持ちとは裏腹に自分では何も決められないストレスで、近くの誰もこない公園で一人叫んで、ストレスを削っていました。

渡米してTomと出会いMargaretと出会い、夫Taoと出会い激変していきました。生きている実感、呼吸ができた喜び全てを受け入れて聞いてくれる親友たち、夫Taoと出会いが普段、音も無い本のページの、めくる音が初めて聞こえたのです。


同じ花を見てカワイイ!息をのむほどの美しい海を見て美しい!と素直に隣にいる大事な人に言える事が、どんなに幸せなことなのかと思いました。
ボクは、自分自身を否定していたことに気づいたのです。

嫌な自分も「よく頑張ったな」と少し褒めて、楽しいことはその数百倍も自分を褒め称えると景色が段々と変化していくことに気が付きました。

現実は、イヤなことも悩みもあります。でも1枚1枚はがしていくように受け入れることです。日々貯まっていくストレスという汚れは、なかなか落ちません。一気に落とそうとするから力が入り、疲れて諦めてしまうんです。
1ミリでも落ちたらいいじゃないですか。

明日も1ミリ落ちれば2ミリになって毎日コツコツ落としていけば、いつかはキレイになります。

ボクはTaoを今でも愛しています。TAOの息も匂も感じないけどボクの近くで見ていると確信しています。Taoは、いつもTony息をしろ!深く考えるな!と言われ続けてきました。

Keep your eyes on the stars and your feet on the ground.
Breathe!  Tony you need to breathe!

Where there is hope, there is also life.
Hope brings new courage and makes you strong again.

目を星に向け、足を地につけろ!
呼吸しろ!トニー息をするんだ!

希望があるところに人生もある。
希望が新しい勇気をもたらして、そしてまた強くなる。

これは、Taoの口癖です。

Taoがいない世界は、死ぬほど悲しくて…寂しくて…最大限の言葉を使っても伝えきれません。でもTaoは、自らの命を犠牲にしてもボクに語り教え続けていたのです。

現実のイヤと思うことも全てじゃなくてもいいから少し受け入れて許してあげる。悲しいこともたくさんあるけど、少し受け入れてたくさん泣いて涙が出なくなるまで泣く。そして思いっきり深呼吸すると消えます

笑いたくなくても口角を上げて自分の作り笑いを見ると面白くて泣くほど笑えます。ボクは300歳まで生きる!と誓ってヨボヨボになったボクのお爺ちゃんの顔を想像して当時23歳のままのTaoと笑い合います。

現実も過去の出来事も全て自分の人生には必要な出来事、糧だったのだと今は思います。

ボクには、カッコイイ言い方はできません。でも一つだけ言えます!

愛する人が傍にはずっとはいません。
失って初めてその人の大切さに気づくのです。

そして、あなたもボクも一人じゃないんです。
本気で愛した人が自分の人生の中にいたことは紛れもなく事実!

変わらないのですから!
幸せなことです!

        ~My beloved Tao, I will love you forever~
          I'll see you again in my next life.
                                   I love you Tao.