小鉄

はるき悦巳が好きです。

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精神科医と、うつ病患者、必読の書「賢人と馬鹿と奴隷」は風刺小説として絶品

 天才作家、魯迅は、現代社会を3頁の短編小説で風刺して見せた。「賢人と馬鹿と奴隷」というタイトルで。  奴隷は、奴隷主からの待遇を賢人に愚痴る。賢人は、奴隷主と利害が一致する支配者層の人間なので、目先、気持ちの良い言葉だけかけて、奴隷に地位向上などさせないように奴隷をコントロールする。奴隷は、馬鹿にも愚痴る。馬鹿は、お前が辛いなら、苦しいなら、そんな制度ぶっ壊せばいい。権利を求めて立ち上がれという。奴隷はびっくりして、馬鹿を追放して、奴隷主に褒められる。褒められたことを賢人

    • 200億トレーダーぱりてきさすの名言を、200億の遺産を残した故鳩山邦夫の正義と共に振り返る

       日本中が、処刑人、鳩山邦夫法務大臣の死刑執行という正義に酔いしれたのはいつのことだっただろうか。  「人間には、善人と悪人がいる」  まさに、鳩山邦夫は、安易な二元論を信じる日本国民のヒーローだった。  ところで、鳩山邦夫の死刑執行祭りと時代を同じくして、名も無き青年が、15年前にとあるブログを残している。男の名は、ぱりてきさす。後の200億トレーダーだ(四季報上に本名が多数記載されているがハンドルネームで記載しておく)。  大学生になって、裁判を傍聴するまで、僕は

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