みなさんこんにちは。こんばんはの人はこんばんは。旅人ゴリラです。

さて、前回は『エジプト』の大看板であるピラミッドに行ってきましたが、今回は『アフリカ大陸』の大看板！サハラ砂漠に行ってきましたのでそのレポートです！
オマーンでは砂漠の入り口までしか行けませんでしたが、今回はちゃんと奥地まで行ってキャンプで一泊してきましたよ！

しかも、一口に「サハラ砂漠」といっても「黒砂漠」と「白砂漠」があるんだとか。砂漠なんて全部砂の茶色じゃないんでしょうか？？
うーん、気になります。

ということで、現地の砂漠キャンプツアーに参加してきました。
オマーンでは砂漠ツアー？なにそれ？みたいな反応ばかりでしたが、エジプトでは砂漠でのキャンプは人気のアクティビティとなっていて、カイロ発の現地ツアーがたくさん開催されています。

ちなみに料金は3,360EGP（＝約16,300円）

さあ出発！

朝の7時にカイロの考古学博物館のあるタハリール広場に集合。

ツアーといっても大人数というわけではなく、参加者は僕を含めて4人でした。

まずはそこから5時間かけて中継地点である小さなオアシスの町へ。

そこで簡単な昼食をとり、
ここからは普通の車じゃ行けないとのことなのでトヨタのランドクルーザーに乗り換えて、

第一の目的地、黒砂漠。

オアシスの町からしばらくは何の変哲もない茶色い砂漠の中を走っていたのですが、40分ぐらい走っていると徐々に砂が黒くなり始め、1時間も走ると↓こんな感じに。

もちろんゴリラは高いところが好きなので30分かけて砂丘の頂上へ。他のツアー参加者はガイドも含めて誰も着いてきてくれませんでしたが、苦労して登ったからこそ見れる景色があるってもんです。↓

なぜこんな風景になっているのかというと、ここは太古の昔に火山活動が活発だったエリアらしく、その名残でこんな風にボコボコとした地形になっているのだそうです。黒い色も火山岩である玄武岩が今も残っているから。

そして細かい砂が風に飛ばされた結果、地表に玄武岩が現れて、富士山が闇落ちしたような不思議な景色が出来上がったという訳です。
地球って面白い。

さて、次に目指すは本日のキャンプ地

オアシスで一服して、

四駆の力で砂漠の中を爆走！

ちなみにこの「爆走」、比喩表現ではなくマジの爆走です。
砂漠の柔らかい砂の中ではタイヤがスタックしないために「ある程度の速度を保つ」ことと「直進しない」ことが必要になります。
つまり、ただの車移動が『80km以上を保ったままノンブレーキで急ハンドルを砂の上で切りまくる』という超スリリングな絶叫系アクティビティと化してました。
動画が載せられないのが悔しい。

そんなこんなで楽しんでるとすぐ夕方になりキャンプ地に到着。

焚き火で鶏肉をグリルして、

夜空の下で晩御飯。
料理はガイドのフルムーンさんの手料理。炭火で焼いたチキンはもちろん、スパイスと炒めたご飯や大麦の入ったスープなどすごく美味しかったです。

そして、近くにはそんなご飯の匂いに惹かれてやってきたのか砂漠のキツネ、野生のフェネックが！

↑暗くて写真が撮れなかったので拾い画。
写真では知っていましたが実物を見るのは初めてでした、暗闇で光る目と特徴的な大きな耳がめちゃめちゃ可愛い！

※かなり運が良くないと会えないらしいです。ラッキー！

食事のあとは焚き火を囲んでティータイム。

エジプト人も大好きな紅茶とシーシャを振舞ってくれました。

そしてそのまま焚き火を囲んで砂漠の上で夜空にを見ながら就寝。

月が出ていたので星は期待していたほどは見れませんでしたが、月明かりに照らされた砂漠というのも幻想的で綺麗でした。

夜になると風も止み、意外にも気温も快適で寒くもなく暑くもなく快眠。

そして翌朝、白砂漠へ。

到着した白砂漠は信じられないほどの絶景でした。

真白い砂原や今にも崩れそうなのにバランスを保っている奇岩群など、地球上とは思えない景色。どこか知らない遠くの惑星に来たような、そんな感覚に襲われます。

驚くことにここはその昔海の底だったらしく、砂漠の真ん中なのに貝の化石があったりします。

白い色の理由も海のそこに溜まっていた石灰岩によるものだとか。

つまり、この景色は遠い惑星ではなく地球の長い歴史が生んだ絶景なんですが、それでもやっぱりにわかに信じられないほど幻想的な光景でした。

あとは行きと同じように砂漠を爆走して帰路へ。夕方にはカイロに到着して無事ツアー終了。

ということで以上！
エジプトの白砂漠と黒砂漠、いかがでしたでしょうか？
ピラミッドは人間が作り出した奇跡の絶景でしたが、こちらは自然が生んだ奇跡の絶景です。
エジプトに来たらこの砂漠には忘れずに必ず行ってください。それぐらいおすすめです。
だってまだこのゴリラは心のどこかであそこは地球上じゃなかったって思っているぐらいです。それぐらい感動します。是非！

さて、次回はツタンカーメンのミイラのある王家の谷に行って気球に乗ってきましたのでそのレポートです！人生初の空中浮遊！

乞うご期待！

PS.
ヘッダーの写真は白砂漠にいる僕なんですが、
黒すぎませんか？
写真を見てびっくりしました。いくら周りが白いからってこれは…
インドと中東とエジプトの日差し、恐るべし。