寝そべって本が読める海とヨルダンの首都アンマン 旅人ゴリラの生存報告ヨルダン編♯2
【補足】
・この旅行記は1カ月ちょっと前の旅をまとめたものである為、現在発生している中東地域での紛争以前のものです。また、現在筆者は東欧の北マケドニアおり、中東現地の状況等の情報も得ておりません。ご了承下さい。
・中東地域の現状がどのように変化するか現時点では予測が困難ですので、ヨルダンについては基本的に安全だとは思いますが、現在の渡航はあまりオススメいたしません。
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みなさんこんにちは、こんばんはの人はこんばんは。旅人ゴリラです。
今回はペトラ遺跡を旅立ち、ヨルダンの首都アンマンと、
"DEAD SEA"ー死海ー
に行ってきましたのでそのレポートです!
…上でなんかゴリラがしゃらくさい書き方してますが死海とはようは塩分濃度が高すぎるため生物が存在できず、またその塩分濃度により人の体が超浮くという世にも不思議な湖のことです。
※死「海」と書きますが正確には湖
ここでしかできない浮遊体験、人生で一度はしてみたいという人も結構多いんじゃないでしょうか?
というわけで本編!
↑目次初導入。
まずはペトラ(ワディ・ムサ)からアンマンへ!
ペトラからアンマンへはペトラ遺跡の横のバスターミナルから1日1本だけ17時発で出ています。
料金は10ディナール(=約2,000円)
ちなみに、ペトラ遺跡を見てから利用する際は気をつけて下さい。遺跡の最奥から入口までどんなに急いでも2時間はかかります。僕は最後走りました。
大体4時間乗車して、21時にアンマン着!
夜のアンマンはこんな感じ。
アンマンの夜の中心部はネオンも明るくて、意外と賑わってます。
イスラム教の国でお酒はないはず。それなのになんでそんなに賑わってるんでしょうか?
お酒好きの僕的には不思議で仕方ない。
そんなことを思いつつ通りを歩いていると人だかりを発見!
近づいて見てみると…↓
なんとスイーツ!!見た目はお好み焼きみたいですが、「カナーファ」というれっきとしたお菓子です。
ヨルダンにはお菓子も含めて「ヨルダン料理」と呼ばれるものはたった一つしかなく、このカナーファもトルコ発祥のものらしいのですが、めちゃくちゃ美味しい。
カナーファはチーズと焦がした砂糖が2層のミルフィーユになっているお菓子で、しっかりとしょっぱいチーズとゴリゴリ食感の焦がし砂糖の甘さが作り出す甘じょっぱさは一口食べれば最後、クセになってもう止まりません。
一切れ0.75JD(=約150円)とリーズナブルなのもまた良い。
街の若者たちもこれを片手に語らってました。
お酒よりスイーツの方が平和(?)で良いのかもしれませんね。
ちなみに、上でチラッと言ってた唯一のヨルダン料理はコチラ↓
「マンサフ」というヨーグルトで煮た羊肉をご飯に乗っけて、茹で汁のヨーグルトをこれまた上からかけて食べるという料理です。
ヨーグルトの酸味は少しきついですが、羊肉もご飯も噛めば噛むほど味と甘味が出てきて美味しい。ヨーグルトで煮るという水資源が貴重なヨルダンらしい料理です。
ヨルダンの人達はこれをお祝いの時などにご馳走として食べるんだとか。
料金は7D(=約1,400円)
さて、後はアンマンをお昼間にサクッと観光して、
いざ死海へ!
死海へはアンマンからバスが出ていて、片道1時間半程で往復15JD(=約3,000円)
ただし、死海に着いたからといってどこでも入れるわけではなく、死海沿岸のホテルが管理するビーチでしか入れません。
(死海がイスラエル国境でもあるため)
なので渋々ホテルに利用料(昼食代込)25D(=約5,000円)を払って、
ついに死海到着!
見た目は、植物含めて一切生き物がいないこと以外はいたって普通の湖。そして生き物がいないので水も綺麗。
ただ、入ってみると他の海やプールとは完全に異質でした。
なにせ絶ッッ対に沈まない。
意図的に沈んだり潜ろうとしてみてもそれ以上の力で水面に押し戻されます。
例えるなら釣竿に付いてるウキになった様な感覚。
浮力が凄すぎるのと水が目に入ると大惨事になるので泳ぐことはできませんが、その代わり水面に寝転べます。
力を抜いても絶対に溺れないというすごい安心感。これは眠れる。
というか、ひんやりとした水面に暖かな陽射しそして穏やかで心地よく体を揺らす波と、完全に寝かせにきてます。なんだか赤ん坊の頃を思い出すような…
まあ、高い塩分濃度による人体への悪影響を避けるために1回20分までしか入れませんけどね。
あと、死海では泥パックも楽しめます。
※閲覧注意↓
お肌ツルツル。
ちなみに、死海で楽しめるコンテンツは浮くこと、塗ること、水を舐めてみること(痛いぐらいしょっぱかった)ぐらいしかないので塩湖に入れる時間制限もあいまって絶対にバスが迎えに来る夕方まで持ちません。笑
あ、ホテルにプールがあってよかった〜。
以上!
いかがでしたでしょうか?
賑やかで平和なアラブの街アンマンと極上のベットで眠れる死海体験。オススメです。
※ただし、痔の人は気をつけてください。激痛が走ります。実体験です。
さて、次回はついにアラビア半島を離れてアナトリア半島。そう、トルコに行って来ましたのでそのレポートです!
世界の絶景カッパドキアへGO!
乞うご期待!
PS.
世界の歴史的遺物の中で厨二病との親和性No.1の死海文書ですが、アンマンの博物館に展示されており、見学することができます。
ヘブライ語で書かれた最古の聖書の写本として歴史的にも宗教的にも非常に重要な歴史的遺物ですが、まあ…見た目はただの紙です。ヘブライ語読めないし。
我が右腕に封印されし魔が古代の文書と共鳴し疼くなんてことも当然なく、へぇ〜という感じ。
ただ、文書発見時の再現ドラマとヨルダンの水事情に関する展示は面白かったので博物館は行って良かったかな。
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