旧ユーゴスラビア周遊!北マケドニアからセルビアへ 旅人ゴリラの生存報告北マケドニア編
みなさんこんにちは、こんばんはの方はこんばんは。旅人ゴリラです。
今回は前回までいたアルバニアから北マケドニアを経由して東欧の中心地セルビアのベオグラードを目指します!
移動ルートは↓こんな感じ。
バスを乗り継ぎ大移動!
それでは本編!
ティラーナ(アルバニア)→オフリド(北マケドニア)へ
さて、早速アルバニアからはるばるベオグラードを目指して旅立って行くわけですが、アルバニアからセルビアへは直線ルートでは入国できません。
それは、コソボを通過する必要があるから。
この辺りの詳しい説明は次々回のコソボ入国編で行う予定なんですが、とりあえず今回重要なのは複雑〜な国際事情によりコソボを経由してのセルビアへの出入国は不可能ということ。
ですので、今回は北マケドニアを経由してセルビアへと向かいます。
ということでまず目指すはアルバニアとの国境付近にある湖畔のリゾート地オフリドです。
オフリドへのバスは午後1時発で20ユーロ(=約3,100円)
そういえば、北マケドニアって何故「北」マケドニアなのか知ってます?
なんでも、旧ユーゴスラビアからの独立当初は普通の「マケドニア」だったのが、ギリシャ北部のマケドニア地方と名前が被ってるということでギリシャと論争になり、近年やっと双方の妥協案がまとまって「北マケドニア」になったそうです。
古代のギリシャであるマケドニア王国のアレクサンドロス大王を巻き込んだ大論争だったらしいですよ。
さて、ティラーナから大体2時間ほど走って北マケドニア国境に到着。
国境はバスの中でパスポートを集めてスタンプ押して返すだけというアルバニアらしいざっくりさで難なく通過。
そして、午後4時にオフリド到着!
湖畔のリゾート、オフリド→首都スコピエへ
オフリドは内陸国である北マケドニアにおいて唯一の水辺のリゾート地として人気の場所で、
ロマンチックをそのまま絵にしたような岬の教会や、
アルバニアのジロカストラでもあったオスマン帝国時代の2階が1階よりも突き出した不思議な建物といった、
面白い景観とマリンスポーツが有名です。
ただ、マリンスポーツについてはゴリラ1匹で楽しめるようなものではない(泣)ので、代わりにオフリドの食べ物を紹介。
ラム肉のコンソメシチュー、セルスコ・メソです。
東欧といえば肉料理!
中でも冬は非常に寒くなる北マケドニアではシチューがとても美味しいです。
じっくりと柔らかくなるまで煮込まれたラム肉はその特有の臭みも愛せる人とってはたまらない一皿。コンソメをしっかり効かせた濃いめのシチューはモチモチのパンや北マケドニアのフルーティなビールとの相性も抜群です。
身も心も温まる一品でした。
料金は320マケドニアディナール(=約800円)
ビールは100MKD(=約250円)
さて、そろそろオフリドを後にして首都のスコピエへ。
15時発、890MKD(=約2,200円)のバスに乗って、めちゃめちゃ揺られる山道の峠を越えて、
18時にスコピエ到着!
銅像の街、首都スコピエ→ベオグラード(セルビア)へ
北マケドニアの首都スコピエはよく「なにもない街」と言われているのですが、着いた時の感想は何もないというより「銅像しかない」です。
確かに目立った観光地はないのですが、その代わりにこれでもかというほど街中に銅像が立っています。
街の中心にある巨大なマケドニア王国の英雄アレクサンドロス大王像を始め、
スコピエが出身である平和の母マザーテレサの像。他にも、
よくわからない人の像や、
よくわからない人達の像や、
よくわからない人の金ピカの像など、
街中に無数に銅像が立っています。
中には人じゃないものの銅像や、
なぜそこに立てた??というような像まで。
そんな感じに銅像を見ながら歩けるので、つまらないと言われているスコピエの街歩きですが僕的には結構楽しめました。
そして、そろそろ寒くなってきたな〜と思ってレストランに入るとこんな物も発見。
唐辛子です。
北マケドニアは、その寒さを凌ぐためか唐辛子が日常的に食べられていて、その名もペッパーポーション。
食べても回復はしないと思うけどなぁ…。
えっ?味??
いやー、痛かったです。
料金は60MKD(=約150円)
さて、いよいよセルビアへ。
スコピエのバスターミナルを深夜0時に出発。
料金は1600MKD(=約4,000円)
セルビアの国境では、コソボの入国スタンプの有無やセルビアの後にどこに行くかを詳しく聞かれましたがなんとか問題なく入国。
※コソボのスタンプがあってもセルビア入国自体は出来るそうです。ただ、コソボのスタンプが消されるんだとか。
※モンテネグロと答えると問題なかったです。
そして6時間バスに揺られて、
ベオグラード(セルビア)到着!!
以上!
北マケドニア横断回、いかがでしたでしょうか?
旧ユーゴスラビア諸国の中ではどうしても地味な国ではありますが、だからこそバックパッカーとして北マケドニアを発見したい!そんなことを思わせる国でした。
さて、次回はセルビアのベオグラード編!
セルビア自慢の肉料理を堪能します!
乞うご期待!
PS.
オフリドで台湾出身の子の道案内をしたのですが、その時面白かったのが
「私は台湾出身なんだけど、あなたは…南アメリカ人?」
と聞かれたこと。
いやいやいやいや、ちげーよ!同じ東アジアだって!!
その時は流石に爆笑しましたね。笑
海外で中国人と間違えられるのは日本人の悲しき宿命ですが、南アメリカ人と間違えられたのは後にも先にもこの時だけです。
ちなみに、90%は中国人と間違えられるのですが、他はこんな感じ。↓
マレーシア人…3.9%
日本人…2%
インド人…2%
フィリピン人…1%
タイ人…1%
ドイツ人…2回
南アメリカ人…1回
ドイツ人??
自分では日本人顔だと思ってるんですが、海外の人の反応を見てると中々面白いですね。
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