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日本人が知らない国アルバニア周遊記 旅人ゴリラの生存報告♯2

みなさんこんにちは、こんばんはの方はこんばんは。旅人ゴリラです。

今回も前回に引き続き日本人が知らないヨーロッパの国、アルバニア編です!
欧州最後の秘境と言われているこの国ですが、回ってみるとなかなかに見応えのある町が多かったのでそれらを紹介していきます!

それでは本編!

港町サランダと青き泉ブルーアイ


ゴリラがアルバニアを周遊する際にまず首都のティラーナから向かったのはアルバニア南部の港町サランダ。

料金は1700レク(=約2,500円)で4時間半の道のりです。
リゾート地サランダ

サランダは綺麗な海のリゾート地で、

夜も綺麗で賑やかだし、

いい感じの埠頭もあるし、

シーフードがたっぷり入ったパスタは安くて美味しいし、

近くにはブトリント遺跡という東ローマ帝国時代の雰囲気のいい遺跡もあるしで、

自然と古代遺跡ってなんか良いですよね
絵になるおっさんだなぁ

かなり居心地の良いところだったのですが、ここに来た目的は蒼き瞳の泉「ブルーアイ」と呼ばれる秘境に行くため。

ブルーアイへはサランダから次の目的地であるジロカストラの町へのバスを途中下車して向かいます。

サランダから1時間ほどバスに揺られて、

なかなか「秘境感」が出てきたところでドライバーの人にバスを止めてもらって下車。
最終バスは18時だよ、という情報をもらって、

いざ、

秘境?

マレーシアの時のようにかなりの山道を歩くことを覚悟していましたが観光地化されて整備されていてちょっと拍子抜け。

ただ、ブルーアイは秘境という評通りの綺麗さでした。

川は綺麗になりすぎると青くなるらしいです。
水が湧き出ている泉。確かに目に見えなくもないかも。

観光地化されているのはちょっと残念でしたが、綺麗さはガチでしたし気軽に来れる秘境というのもこれはこれでありなのかもしれません。

まあ、、最終バスはいくら待っても迎えに来てくれませんでしたが。

※ゴリラはただ独り真っ暗な中で2時間以上待って、野宿や遭難の文字が頭に浮かんできたところで運良く優しい人にヒッチハイクさせてもらって街まで戻れましたが、こんなこともあるのでもし行く場合はバスの多い午前中をおすすめします。それかレンタカー。


世界遺産 石の町ジロカストラ

さて、次に僕が目指したのは「石の町」ジロカストラです。

サランダからバスで2時間(400レク)

ジロカストラは丘の上にある城を中心に広がるオスマン帝国時代の雰囲気残した旧市街が世界遺産に登録されている町で、

船のような形をしたジロカストラ城
城内にある時計台

石畳の可愛い町並みが特徴です。

お店も多くて楽しい
2階が1階より突き出ているジロカストラ特有の家。

そして、「石の町」というだけあって、石細工も盛んなのか道端ではお爺さんが彫り物をしていたりもしました。

トンカチとノミだけで削っていく

こういう手作業の職人技って面白くてずっと見ちゃいませんか?

お爺さんの作品達

アルバニア人はめちゃめちゃ優しいので気にせずゆっくり見てってね〜と言ってくれるのも嬉しいところです。

世界遺産 千の窓を持つ町ベラトと絶品ピザ

さてさて、そんな石の町ジロカストラの次は同じくオスマン帝国時代の風景が世界遺産に登録されている町、ベラトです。

おお〜。確かに窓だらけだ〜!

…以上。
正直、「観光」という意味ではこの町はこれだけです。5分だけ感動して終わり。

なんですが、この町では僕は窓の景色以上に衝撃を受けたものがあります。

それはピザ。

街角にある何の変哲もないピザ屋さんで食べたピザなんですが、はっきりと言えます。僕が28年間生きてきた中で最も美味しいピザでした。

450レク(=約680円)

ピザ汁って言うんですかね?まあそんな言葉があるかは分かりませんが、持ち上げると伸びるチーズと一緒に横浜中華街の小籠包見たいな感じで汁が滴るんですよ。ピザから。
この肉汁?ピザ汁?ともちもちのチーズが堪らない。強烈な旨みって舌だけじゃなく脳まで届くんですよ。マジで。
いや、だって何故か食べてるのに笑いが止まりませんでしたもん。どうやらあまりに美味いと人間は笑うみたいです。初めての発見。

乗せてあるベーコンやハムやマッシュルームも美味しいんですが、具はアクセントであって主役じゃないというのを僕はこの時初めて悟りましたね。

いやぁ良い経験でした。
ベラト(世界遺産)と全然関係ないけど。

↓店のおっちゃんもめちゃめちゃ良い人で思わず写真(と握手)をお願いしました。

顔が優しすぎる


以上!

日本人が知らない国アルバニア編いかがでしたでしょうか?(熱量のほとんどがピザだった気もしますが)

ピザは別としてアルバニアは観光地としては、正直首都のティラーナも含めて良い町なんですが小粒な観光地という印象で、旅行としてはあまり手放しにはおすすめ出来ないかな〜と思います。
ただ、居心地は最高。なのでバックパッカーとしてのんびり訪れるならおすすめですね。少なくともバルカン半島の国々の中で一番居心地よかったです。(もちろん他の国も居心地よかったですが、アルバニアが良すぎる)

さて、次回はそんなアルバニアを離れてついに旧ユーゴスラビア諸国へ入国。
北マケドニアを経由してセルビアの首都ベオグラードを目指します。怒涛の移動回!たぶん!

乞うご期待!

PS.

サランダのブトリント遺跡の近くが湿地帯になっていて川があったのですが、川の渡り方がなんと車ごとイカダに乗せて向こうから引っ張ると言うもの。

日本に住んでいたら絶対見られないような光景が日常になっているんですから世界は面白いです。

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