詩「散歩」

左側がわにかたむいたヒトが
歩いてくる まけずに
左側にかたむきながら
歩く
彼にとっては右側にかたむいているが
ぼくにとっては左側にかたむいている
鏡のような関係を
お互いたもちながら
彼の顔は ぼくではなく
僕の顔も ぼくのまま

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