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装丁家も大好き!?長谷川潾二郎

2024年の生誕120年に向けて長谷川潾二郎の魅力について書いていきます。
潾二郎について、いろいろ調べていたところ、代表作の「猫」以外の作品も書籍の装丁に数多く使用されていることがわかり、胸キュンしました笑
選ばれている絵は、日常の匂いがする作品ばかり。
潾二郎の静謐で丁寧な筆致が、作品の世界観に合致しているんだと想像します。
紙袋の絵は玄人好みなんですね。芸術度が高い。
表紙で作品の内容を想像する。読みたい!読まなくては!
装丁家のお話も伺いたいです。

◎「地の鳥 海の魚群」奥泉光 幻戯書房2011年
◎「選んだ孤独はよい孤独」単行本 山内マリコ 河出書房2018年
◎「百年と一日」柴崎友香 筑摩書房2020年
◎「ちゃぶ台と稼業」 向田邦子 河出書房2022年
◎「料理と毎日 12か月のキッチンメモ」今井真実 cccメディアハウス2023年

2023.10.9追記
もう一冊発見。
◎「忘れない味『食べる』をめぐる27篇」平松洋子編著 講談社2019年

さらに追記
考えてみれば、潾二郎自身、装丁家の一面もあったので、もともと書籍との相性はいいんですね。それが本人が亡くなって20~30年以上経って、今の世代の装丁家に愛されるというのは、古びない美しさを物語っている気がします。
潾二郎の静物画は雨の匂いがします。



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