見出し画像

こどもは大切な人には、自分の一番の宝物をあげる

ひょんなことから、沖縄に1ヶ月移住をしています。

毎日、照りつける太陽と、生命力溢れる緑の植物たちが
綺麗な景色を作ってくれて、もう何枚写真を撮ったのかわかりません。

うっとりするほど綺麗な景色をみると、
とにかく誰かとシェアしたくなって、

どうにかして、目に見える景色を
プレゼントできないかと思う毎日です。

そんなことを考えていたら、
看護学生時代の、教授の話をふっと思い出しました。

−−−

あなたは、きれいな貝殻を2つ持っています。

1つ目は、もうほんとに綺麗で、見た瞬間に「わぁ」と声が出るくらい。
自分の好きな色で縁どられたその貝殻は、太陽に透かすときらきらする。
きっと誰も持っていないその貝殻は、自分だけのもの。

2つ目は、最初の貝殻のあとに見つけたもの。

綺麗で、最近人気の流行色で縁どられている。
人気のインスタグラマーが持ってそうな貝殻。

もしプレゼントをするなら、あなたはどっちをあげますか??

というお話。

教授によると、実は、統計的的に大人は後者を選ぶことが多いらしいです。

−−−

こどもは、大切な宝物をみつけると、
真っ先に他人が好きなものではなく、
自分の好きなものをあげることが多いです。

特に、お母さんやお父さんのような、自分の大好きな人には
自分が一番好きなモノをあげる。

とってもシンプルだと思いませんか?

自分が好きだから、大切な人にあげる。

−−−

大人になると、自分が好きなものは自分だけが持っていたい。
そんな気持ちを持つことがあると思います。

実はわたしも友人のプレゼントを買うとき、可愛いものを見つけると
ついついこれは自分に買おうと思ってしまうことがあります。

他にも、使わないものをあげると失礼だとか考えますよね。

それで、ネットでプレゼントを送る人の年代にあったものや
有名なものを選びがちだと思います。

でも、わたしは結構その人の癖がでた贈り物をもらうの、
嫌いじゃないです。

例えば、ガラクタみたいなものでも、なんでそのプレゼントを選んだのか考えたら、自分の好みとは違っても、きっとその対象を、少しは愛せると思いませんか?

ちなみに私は、好きな作家のコラムの切り取りを貰ったことがあります。

最近はWEBで簡単にLINEなどで記事やコラムも送れたりしますが、
自分が傍にいないのに、わたしのことを考えてくれた事実は
とても嬉しいものだと思います。

私は、プレゼントはモノの価値ではなくストーリーだと思っています。

ブランドバックを貰うより、
その人の好きが詰まったものを貰うのは
より価値があって尊い。

わたしたちも、こどものようにシンプルな思考回路で
人とのプレゼント交換を行いたいな、と思います。


この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?