歌詞和訳／Shine A Light

近頃は写真撮影OKの美術展が多いようで (平日/一部作品不可)。ネットの普及で禁止する意味がなくなったということかな。混雑してなければNo Problem時代は変わる。

Come on up now ！

先月まで福岡市で開催されていたバンクシー展へ行ってみました。

60~70年代ポップアート界の代表恪アンディ・ウォーホルや草間彌生､横尾忠則の影響もあるかな。

         What！can't I know it ？
       

ただクライシスの現場に作品がある。それをどう見るか､受け取るかはそれぞれの心。展覧会という加工された現場だけれども。

ゴリラ?チンパンジー?のポーター､いや､おらウータン?に案内されて､

壁に閉ざされたホテルにチェックイン。

そんなキュレートされた虚構の内にも感じさせるものはあるやな。特に子どもたちへの眼差しには。

            廃墟はすべて “嘆きの壁”

白猫が手招きしてるニャン､いや声もなく。

招かれなくても出没自在､ニンジャのようなチェシャ猫はアリスに道を示し､“姿なき笑い”を残す。

 1865年刊行された L.Carroll著
“Alice's Adventures in Wonderland” の挿絵はちと不気味やが、

アニメーション映画「不思議の国のアリス｣で､愛嬌たっぷりキャラに変身。

 160年以上前の写真らしいけれど､けっこうおしゃまにポーズ決めてますやん。

涙の雨なのか､ディズニーの世界と違って､子どもたちに笑顔はない。

遊園地でこんな廻転ブランコに乗って､気持ち悪くなった記憶がありますが､こりゃ危険度､一目瞭然。

おかしなキャラ全員集合のティーパーティーなら楽しそうやけども､

 Alice in Wonderland 
                (1961/BILL EVANS TRIO)

                                          (youtube)

         
           
             Shine A Light (1972) 
 (song by M.Jagger & K.Richards)

 (The Rolling Stones /1985/Live)
                                         (youtube)

＊恐れ入りますが、原詞はネットで閲覧くださいませ (_ _) 。

               Shine A Light

あんたはぐったり伸びきっていた
1009号室で
ちょっとばかり薄笑いを浮かべ
眼にはたった一粒の涙を浮かべ
あんたのこと知るすべはなかったの
あたしの愛する人よ

ベルベルの宝石を騒がしく鳴らし
路行くあんたは出くわす女みなに
血走った視線を当てたけれど
夢中になる素振りは誰も見せない
あたしの愛する人

寛大な神よ あんたに光を
どんな歌も あんた好みの曲に
寛大な神よ あんたに光を
夕方の太陽のような温もりを

あんたは路地で酔いつぶれてた
服は全部引きちぎられていた
夜遊び仲間はあんたを置き去りさ
冷えきった鉛色の明け方に
ハエどもがあんたに群がっている
ようだった あたしには
とても追っ払いきれないくらい

天使たちはやがて翼を羽ばたかせ
微笑みを浮かべ 瞳はまさに煌めき
ほら､あんたへの嘆息をひとつ
聞いたと思ったの
立ち上がって､やって来て､
さあ､立ち上がって､さあ今よ

寛大なる神様はあんたに光を
お当てになるだろう
あんたが唄うどんな歌も
あんたの得意な曲にしてくださる
寛大なる神様はあんたに光を
お当てになるだろう
夕方の太陽のような温もりを
お与えになるだろう

                       
                             （訳詞／杜村 晩）