#12 不妊治療から気付いたこと
結局、不妊治療に8年費やす
私の場合、不妊治療は途中お休みや漢方治療を含め丸8年ほど費やしました。今までの人生、受験でも仕事でも頑張ればなんとかなっていた私。ところが、治療は頑張っても頑張っても…頑張る方向や意識が違えば、全然成果は出ないし、そもそも頑張ったところで叶うとも限らない。
その治療に8年‥本当にへとへとでした。
私は(精神的なものが原因だったと思っているので)仕事を辞めてよかったと思いますが、その考えは私の主観的なもので、本当にそうなのかわからないし、実際のところ、何をすればいいのか絶対的な正解はないように思います。
出産の前と後では‥
子どもを産んだら産んだで、猛烈に忙しい日々が始まったので、子どもができる前と後とでは「懸命に生きている」ということに変わりはありません(笑)。
子どもができたからこそ幸せ、というよりは、違った世界を見ることができているという意味では生活はガラッと変わったし、物事に寛容になったとか、保育士免許を取得したとか変化はありますが、それは子どもができたからなのか?というと、正直わかりません。
子どもが欲しいと思っているときは、その願いがかなえられていない状態が比較的長く続いたので、喪失感や絶望感に苛まれる時もありましたが、
仕事も充実していたし、仲間にも恵まれていたので、楽しく過ごす時間も多くありました。
そういう意味では(よい意味でですが)何も変わりません。
子どもが生まれる前も後も私は懸命に生きていたし、生きています。
ただ、それに気づけたのは、出産後です。
不妊治療中は、子どもができなきゃだめなんだ と自分をがんじがらめにしていましたが、でもその願いがかなえられなくても、懸命に生きていればそのうちに自分で楽しいことを見つけて、時間がかかってもその光がさす方へ歩いて行ったと思う。
大きな哲学的な概念を得た?(まだぼんやり)と思います。
といいながら、まる8年で一体いくら費やしたのだろう(お金)とぼんやり考える私でした。
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