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眼鏡について

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ラインアートシャルマンはいいぞ
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1年に1回は眼底検査をしよう

 近視は眼軸(角膜から網膜までの長さ)が伸びることによって進行するが、眼軸が伸びることで網膜も引き延ばされて薄くなり、網膜に穴が空いたり、剥離したりしやすくなる。  私のような強度近視の人は、網膜関連を含めて眼病にかかりやすいので、毎年の眼底検査が推奨される。  眼底検査は瞳孔を開く目薬(散瞳剤)を点眼してから、眼の内部の写真を撮ったり、眼科医が光を当てて直接見たりする。費用は初診料含めて3割負担で2,000円くらいだろうか。  1回目の点眼から15分後に2回目の点眼を行っ

サウナ用メガネ JINS SAUNA vs AIGAN FORゆⅡ

 サウナ用の眼鏡は各社から販売されているが、今年5月に発売されたJINS SAUNAと、私が持っている愛眼のFORゆⅡを比較してみたい。 レンズのくもり止め加工の有無  おそらくJINS SAUNAの最も画期的な点は、レンズの防曇(くもり止め)加工だろう。  愛眼はレンズ自体にはくもり止めがされておらず、使用する度に付属のととのえシートという、くもり止めを塗布するシートを使わなくてはならない。  この手間が省けるというのが、JINS SAUNAの最も優れた点かと思う。サウ

愛眼のサウナメガネ FORゆⅡ(オーダータイプ)は度数が強すぎると追加料金がかかる

 愛眼から販売されているFORゆⅡというサウナメガネの対応度数が拡大し、近視はS-10.00・乱視はC-4.00まで作れるようになった、という記事を以前書いた。  しかし、実際には度数によっては特注レンズの追加料金がかかるとのことで訂正したい。  以前はS-8.00/C-2.00までだったところ、S-10.00/C-4.00まで製作できるようにはなったのだが、近視と乱視の合計度数が-10.00以上になると、特注レンズとなり追加料金が発生するようだ。  料金は片眼で2,75

AIGAN FORゆⅡの対応度数が拡大していた

 愛眼からサウナ用の眼鏡としてForゆⅡという眼鏡が販売されている。  レンズとフレームがポリカーボネート製で、熱に強いのでサウナや温泉での使用に適している。  レンズの屈折率が低くて分厚くなりがちだが、一時的な使用であれば気にならないだろう。  ForゆⅡにも、度数に応じていくつか製品の種類があるが、左右の度数をそれぞれ0.25単位で選択でき、乱視にも対応しているオーダーメイドタイプが優秀だ。  8,800円で昨年末から販売されており、私も自宅風呂用の眼鏡として昨年購入

サウナ用の眼鏡 FORゆⅡを買ってみた

 私は風呂でもスマホで動画を見るので、眼鏡を着けたまま入浴する。  眼鏡には良くないと分かってはいるのだが、めんどくさいので気にしていなかった。  ただ、今回新しく高い眼鏡を買い、それを風呂でも使うのは気が引けてしまう。  古い眼鏡を風呂で使おうにも、新しい眼鏡より度数が強いので違和感が出てしまった。 FORゆⅡ  そこで風呂用の眼鏡として買ったのが、愛眼のFORゆⅡである。  最近流行っているサウナーをターゲットにした製品のように見える。  特徴としてまず、金属パー

眼鏡は自分で調整する

 眼鏡屋でのフィッテングが合わないので、自分で調整しているという話をしたい。 眼鏡屋でのフィッティングが合わない  おそらく私の頭の形状が著しく左右非対称だからなのだろう、眼鏡屋でのフィッティングの後、大体は右のレンズが前に出たり、落ちたりする。  また、鼻当てを眼鏡屋での調整時よりも広げてレンズと目の位置を近くする方がかけ心地が安定する。  今までの眼鏡もそうだったし、最近使っているラインアートシャルマンも例外ではない。  ただ、ラインアートはこの微調整がかなりシビア

ラインアートシャルマン2本目が届いた(Tenor XL1467)

 2本目のラインアートシャルマンの眼鏡が届いて、2週間くらい使っている。 XL1467は小ぶりな形状  このフレームはテノールというシリーズのXL1467というモデル名となる。  XL1467の形状を見ると、このモデルはラインアートの中ではコンパクトにまとまっているフレームだと感じる。  ラインアートのフルリムのフレームでは、おそらくこれが最もレンズの横幅が短いモデルだったと記憶している。  そのためレンズの厚みを少しは抑えることができる、と思ったのだが、予想よりは薄く

ラインアートの眼鏡を弱めの度数で注文した

 メガネの愛眼の30%オフ株主優待券が届いたので、眼鏡をもう1本追加で注文した。  メーカは前回買ったものと同じラインアートシャルマンとなる。  簡単に言うと、眼鏡のテンプル専用に開発されたチタン合金が良く曲がるし、軽い眼鏡だ。 現在使っているのはXL1029  過去に買った眼鏡はこちらのXL1029のグレーとなる。よく見ると私が買った時から1,000円値上げされていた。  XL1029を選んだ理由は玉形(レンズ)が小さいからである。強度近視の私にとっては、必要以上にレ

タレックスのクリップオンサングラスを買った

 前に記事にしたタレックスのクリップオンサングラスを買った。  ネットでは無かったので、店舗を探したところ新宿の和真で取り扱いがあったので、そこで購入。  いつもの眼鏡に装着すれば強い日差しを和らげられるので、非常に便利につかっている。  また、スマホを見るときなど暗くて見えにくい時には跳ね上げればよい。 レンズ種類とコーティングを選択 購入時に選択する要素はレンズの種類とコーティングとなる。 レンズはトゥルービュー  レンズは最も標準的なトゥルービューというレンズに

最強のクリップオンサングラスを探して

 眼鏡の上からかけてサングラスに切り替えられるクリップオンサングラスを探している。  以前、眼鏡市場でマグネット式クリップオンサングラスのフレームを買ったのだが、安価なこともあり、フィッティング調整がしにくいので、使わなくなってしまった。  そんなわけで改めてクリップオンサングラスを探している。  広義にクリップオンサングラスと言っても、大きく分けて3つ種類があると言える。 ① メーカー純正のクリップオンサングラスを装着する ② 既成のクリップオンサングラスを購入する

東海光学のノンリフレクションコート

 最近眼鏡の話しかしていないが、今回で終わりとするつもりだ。  今回は眼鏡レンズのコーティングについてとなる。  眼鏡を使う人でも、コーティングにはこだわっていない人が多いと思う。付けるとしてもブルーライトカットくらいだろう。  今回はある意味でその対極にある低反射コーティングについて書きたい。 ブルーライトカットに意味はあるのか  そもそもブルーライトカットに効果があるのかというと、実際のところよく分かってないらしい。  私がかかったことのある眼科医でも、付けた方が良

乱視対策用レンズのスマートトーリック

 東海光学にスマートトーリックという、内面非球面の乱視対策用レンズがある  私は右目の乱視が-2.50もあり強度乱視に分類されるので、このレンズが少し気になっている。  そもそも乱視とは、眼の形状が真円でなく楕円になっているため、特定の方向に対して像が正常に結べなくなり、物がブレて見えるというものだ。  ほとんどの人が乱視を持っていると言われ、全員が眼鏡で矯正する必要があるわけではないが、これを矯正するためには、レンズの特定方向の度数を強めることになる。  乱視はその方向に

結局、両面非球面と内面非球面はどちらがいいのか

 眼鏡のレンズには球面設計と非球面設計があり、非球面にも外面非球面・内面非球面・両面非球面がある。  性能が良いとされるのは両面非球面と内面非球面だが、どちらがいいのかについての説明がネットでもあまり纏められていないので、色々と調べてみた。 最終的には設計次第  大体の工業製品は設計が新しい方が性能も良い。  そうした点で言うと、両面非球面より内面非球面の方が後発であるため、設計が新しく光学性能が良い傾向にあるようだ。  例えば、東海光学の両面非球面レンズであるベルーナ

ラインアートシャルマンの眼鏡を1ヶ月使った感想

 ラインアートシャルマンの眼鏡を使い始めてから1ヶ月経ったので、使用感を書いてみる。  そもそもラインアートシャルマンの特徴というと、エクセレンスチタンという眼鏡フレーム専用に開発されたチタン合金を使っていることだ。  そして評判通りこの素材が軽くて柔軟性があるので、頭部への締め付け感が少なく、非常に快適にかけられる眼鏡になっている。  だたし、この柔軟性がありすぎることが欠点にもなると思っている。というのも、眼鏡と同時に耳にかかっているものがあると、微妙に眼鏡がずれてし