甘いココアやチョコレートは身も心も満たしてくれますが、あまり食べすぎてしまうとカロリーや糖質が気になりますよね。
そんな時に使えるのがキャロブです。今回は甘い誘惑に負けない！キャロブの栄養素や魅力をお伝えします。

キャロブって何？

キャロブとはマメ科の植物で地中海地方で栽培されています。日本ではイナゴマメといい、その果肉を乾燥させて粉末状にしたものがキャロブです。キャロブにはどのような栄養効果が含まれているのでしょうか。解説していきます。

・骨や歯の健康維持に！
キャロブには骨や歯の健康に欠かせない栄養素であるカルシウムが豊富に含まれています。カルシウムは不足すると骨粗鬆症の原因となったりします。キャロブのカルシウムは牛乳の３倍以上含まれているため上手に取り入れたいですね。

・便秘の改善に！
食物繊維が豊富に含まれているキャロブには整腸作用があり便秘の改善や老廃物の排出への効果が期待できます。またキャロブに含まれている食物繊維は空腹を感じるホルモンの分泌を抑えてくれるはたらきがあるため食べすぎを防ぎ、ダイエットをしている方にもおすすめです。

・貧血気味の方に！
キャロブには鉄分が豊富に含まれています。鉄分は不足すると貧血を起こし身体が重く感じたり、疲れやすくなったりします。ビタミンCや動物性タンパク質と一緒に摂ると吸収率が上がるので、おやつに果物と一緒に食べたり、牛乳に溶かして飲むのがおすすめです。

・血糖値が気になる方に！
キャロブは血糖値が上がりにくい食材であるため、血糖値が気になる方にもおすすめです。またキャロブ自体に甘さがあるため砂糖を控えることもできます。甘いのに血糖値が上がりにくい食材というところが嬉しいポイント。

・カフェイン摂取を控えたい方に！
チョコレートにはカフェインが多く含まれています。しかしキャロブにはカフェインなどの刺激物が含まれていないので妊娠中や授乳中などカフェインの摂取を控えたい方にもおすすめの食品です。

ココアやチョコレートの代用としても使える！

キャロブは牛乳に溶かすだけでもココアの代わりとして使うことができます。チョコレートの代わりにお菓子やパン作りでも役立つのが嬉しいですよね。また甘味を含んでいるため砂糖を控えることもできます。少量の熱湯を加えながら混ぜると扱いやすいです。

いかがでしたか？ココアやチョコレートの代わりとして使えて栄養効果も高いキャロブを紹介しました。バレンタインやクリスマスでも活躍しそうなアイテムですね。上手く使って日々の食事を楽しみましょう！

出典

・グルメノート　
https://gourmet-note.jp/posts/11441
(2021.2.15参照)
・桜井食品株式会社　オーガニック　キャロブパウダー
https://www.sakuraifoods.com/product/902214.html
(2021.2.15参照)
・厚生労働省 e-ヘルスネット　鉄
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html
(2021.2.15参照)
・厚生労働省　e-ヘルスネット　カルシウム
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-042.html
(2021.2.15参照)

By　yoshimi
身体にも地球にも優しい選択のできる人生を
管理栄養士として高齢者施設や特定保健指導、コラム執筆、商品開発、遺伝子栄養学などを経験
出産を経て現在は一児のママとして育児をしながら仕事の幅を広げている
身体に優しい食品の選び方やバランスの良い栄養素の摂り方などを得意ジャンルとして活動中