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読書の記録

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読書の記録(2024.1〜)。本の紹介のこともあれば、自分に引きつけて感じたことを書くこともあれば。とらわれずに自由に。
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時の波圧と、風の声──『風の歌を聴け』(2024年1冊目)

文字を食べて生きているんじゃないか。長年そう思っていた。 けれど近年は食べられない日々が続いていた。仕事柄、細心の注意をもって原稿の一字一句を追う日々だから、胃もたれしていたのかな。どうしても、自分のための読書に使う体力が確保できずにいた。 2024年。今年こそ、読むことも書くことも取り戻したい。 そう思って手に取った1冊目が、村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』だった。 読書疲れをして文章が頭に入ってこない──そんなときでもスイスイと飲み込むことができ(いい意味