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14年1月26日 館山若潮マラソン

 28回目のフルは3回目の館山若潮マラソン。50歳の正月にめでたくSUB4成る!SUB4生涯勝敗は10勝18敗となる。

 このコース、やっぱり好きだわ!でも最後の出場になるのかな~?
スタート地点からは整備されたシーサイド、旧市街地の海岸線、明るいリゾートを抜けるフラワーライン、厳しい山越え、そこから海岸線に戻る・・・・変化があってとても面白いコースである。いつか必ずまた出よう!

 「シーズン1度はSUB4を」がここのところの私の目標になっている。控えめではあるが・・・・・今シーズンはフル初戦の大田原でそのささやかな目標を達成しているので、今日は気が楽。この若潮は後半にUP&DOWNがある厳しいコースだが、前記の通り好きなコース。今回は3:50を目標に「前半を1:52程度、後半を1:58で粘る」というレースプランを立てた。それほど綿密なものではなく漠としたものであるが。

 レース3日前の木曜日から夜の予定がない。アルコールは2晩抜かないと完全には体から排泄されないそうである。3日抜けばしっかりきれいな体になるはず。
 木曜夜はラーメン、金曜はソバ天丼セット、土曜は自宅でスパゲッティとビールや焼酎を我慢我慢。
 前日土曜の昼はコルトンプラザへ。丸亀製麺でうどんを食した後、映画「永遠の0」を見てきた。終って思ったことは「親父から戦争の話を聞いておくべきだったな」というもの。予科練、グライダー免許、日の丸の寄せ書き・・・・今なら聞きたいことがたくさんある。もう叶わない。残念だ。

 当日朝は4:40にアラームをセットしていたが、4:20頃自然と目が覚めた。5:00に車で出発。雨はない。
 快調に京葉道を走り、5:35に小雨の市原SAに到着。朝定食をガッツリいただくつもりだったが「あれ?工事?照明が半分付いていないじゃん!」・・・・なんと!お目当てのフードコートがやっていない!「おいおい!休業なら事前にどこかで教えてくれよ!」ってなぁ。ソバ屋とラーメン屋はやっているが、マラソン前は米を食べないと・・・・館山で食べることにするかと考えるも、時間的にここで食べたほうが良い。結局売店で助六セットとオニギリ3個を求めた。助六セットとオニギリ1つをSA駐車場の車中で食べる。飲み物は持参しているアクエリアス2Lペットボトル。トイレを済ませて出発が6:10頃になっていた。明るくなってきたが雲が厚い。
 この時点では小雨。今日の予報は雨から晴れ。気温は3月の陽気。問題は雨がいつまでか?
 館山道を走っていると2年前より車が多い。参加者増は困るなぁ。7:00過ぎに100km超のドライブを終えて会場着。雨は上がっている。2年前の会場横駐車場は関係車両のみとなっていた。仕方ない。川向こうのクリーンセンターに車を停める。下が草地でかえって良かったかもしれない。一昨年は砂まみれになったからな。前向きに捉えよう。
 7:20頃、ゼッケンを受け取りに行く。受付まで徒歩5分ほどだった。この程度ならありがたい。まだ開店したての売店で勤務先へのお土産「いちご餅」を求め、さっさと車に戻る。太陽が出てきたが風は強い。今日は風との闘いになるようだ。
 車中でゼッケン、チップを取り付ける。今日はジップ長袖、グレイのハーフパンツにアディダスグローブ。足は五本指ソックス、シューズはASICSジェネレイサー。3年前のこの大会のCAPにサングラス。着替えの際には、忘れずに絆創膏を張り、ワセリンもたっぷり塗りこむ。
 8:20駐車場の仮設トイレを使い、8:45オニギリ2個を食す。9:00ストレッチ開始。9:20に再度用を足し、9:30出陣。シャツ1枚で歩いていて全く寒くない。ただし風は強い。9:40頃スタートブロックに入った。ちょっと強気の3:30狙いのブロック。30分刻みだから本来のブロックより1つ前。この位なら周りに迷惑をかけずに走れる自信はある。
 スタート10分前からDJ登場。市長、ゲストランナー3名の紹介。それなりに盛り上がる。ゲストランナーでありながら金哲彦さんはフルの4時間PMを務めるという。ありがたい。DJを聞きながらゼリーを摂取。DJ曰く「前半は向かい風、後半は風に乗って戻ってきて」とのこと。かくありたい。

 10:00Pang!ここに立てていることを感謝。
 スタートラインを30秒程で通過。最初から、普段のフルよりちょっと強めに押す。「つぶれても今日は暖かいから歩いて帰ってこられるし!」と最悪のケースも想定しつつ・・・・。スタート時で気温13度まで上がっていた。風は9mあったそうだ。
 向かい風を進む。金さんを発見。抜かれまくっている。大変失礼だとは思ったが「遅くないですか?」と尋ねた。金さん笑顔で「大丈夫」とのこと。すいません。そのままお先に失礼した。
 スタート渋滞の中の2kmをN10’37で通過。次の2kmを10’11。向かい風の中ちょっと頑張っている感じ。背中にカサッと違和感、「あっ!恥ずかしい!!」、カイロを貼ったままだった。慌てて剥がしポケットへ。混雑の中の折返しを経て、最初の給水。ゴミを確り捨てて水分を確り摂って5kmまでを@5’33、5kmG26’53。
 まだ強気を崩さない。呼吸の乱れに気をつけながら進む。この辺りから暑さを感じる。汗が滴るようになってきて、グローブで拭う。5’10、10’18(/2)、4’59、5’02で10kmへ(G52’22、5kmN25’29)。途中@5’00を切ったのにはビックリしたが、下り基調だったことと、盲人ランナー&同伴者に牽引されたもの。10km過ぎにちょっと自重し盲人コンビには先に行ってもらった。
 自重して呼吸を気にしつつ進む。12km過ぎには洲崎岬をまわって風向きが変わる。5’17、22、17、20、22と安定したペースで15km。G1:19’00、5kmN26’38。
 房総フラワーラインを進む。ところどころ菜の花が咲き乱れている。明るいロードでフラワーラインという名に負けていない。風も若干追っているようで気分良く走る。昨年夏にプレイした館山CCを通過。まだ元気!!ここではもうグローブを外した。外したグローブをハンカチ代わり汗を拭う。
 15km以降も5’15、02、05、18、15と順調。5kmN25’55。前の5kmよりタイムが良いのは追い風のせいだろう。ここの給水ではスポンジで顔を拭った。水がシャツに落ちても冷たくはない。むしろ気持ちよい。20km通過はN1:44’23。順調順調。
 21kmの表示には気づかなかったが、前半ハーフで1:51を切っているはず。目論見通り。あとは後半粘れるか!
 このフラワーラインではドピンクのヒーロー(?)の仮装ランナーと何度か前後した。顔まで覆っているマスクは苦しいだろうな~。ドピンク仮装も汗まみれ。こういうのに何度も抜かれるのはあまり気分が良いものではない。
フラワーラインを抜けて22kmで左折。コースが狭くなる。そろそろ疲れを自覚する。ザバスピットを半分だけ摂取。25km過ぎからUP&DOWNが始まることを考えると、一度休むべきか?ちょっと落とす。
 20km以降を10’35(/2)、5’19、23、34。5kmN26’51。これで充分。
 26kmで左折。「若潮はここからだ!」と気合を入れなおす。ダラダラ登る。給水所でアミノバイタルを摂取。あわせてクリームパン半個を食す。クリームパンがノドを落ちていくのがわかった。この感覚は初めて。「早くエネルギーに転化してくれ!」って感じ。
 大きく下って再度登り。このあたりはUP&DOWNが続く。下りでは斜度に身を任す。一気に抜く。登りでは無理をしない。これを繰り返す。25km以降は5’24、50(給水食)、26、33、26。30km通過がG2:39’25、5kmN27’39。ここでSUB4は確信、あとは3:50が微妙という感じ。
 30km通過後の急な登りもエッチラホッチラ登る。31km過ぎかな?最高地点には「よっしゃ!」と気合を入れて到達!ここから下りで稼ぎたい!足の不安だ?月に200km走ってきただろ!と我が身に言い聞かす。途中ザバスピットの残りを摂取しながら32kmの海岸線まで一気に下った。31kmまでの登りは5’40だったが、下りは5’00でクリア。残り10.195km地点でG2:50’05。残りを58分で行けば自己新記録。無理なタイムではなさそう、風は確かに追っている。チャンスか?
 沿道からも大きな声で「ここから頑張れ!タイムが大きく差が出るぞ」とかやけに具体的な説得力のある声援が飛ぶ。「そうなんだよね~」と通過したら受けていた。受けたい訳ではないが。
 32kmから35kmまでは10’50(/2)、5’43。35km通過がG3:06’38(5kmN27’13)。「残り7kmちょっとを42分で自己新だ!もらったね!」と思った。また「40分で行ければ友人のベスト3:46も越える」と計算できた。36kmまでを5’39で通過する。順調と思ったら・・・・急にガクッときた。足が上がらない、動かない。給水所でしっかり給水を摂取する。後から考えればもっと摂取すべきだったのだろう。塩もおいてあったもんな。結局38kmまでの2kmに12’15を要す。「ありゃ?@6’00越えちゃった!あと4kmか・・・」この最後の平坦な海岸線がものすごく長く感じる。しかも抜かれまくる・・・。「市民ランナーの星・川内ならこんな無様な走りはしないはず。奴を見習え!」と心の中で叫ぶがどうにもこうにも自分に甘い・・・・
 40kmまでの2kmはさらに遅く12’38も要す。G3:37’10(5kmN30’32)。残り2.195kmを11分台でクリアするのは難しい状況。それでも歩いているランナーに「最後走りましょう」と鼓舞する。半分自分に言い聞かせているようなもんだ。40.195kmからの1kmが6’09、気持ち盛り返している。ラスト1kmで少し足を伸ばす。館山大橋を渡る手前から大声援。最後のグランドに曲がってから、一応スパート。あくまで一応といった感じ。何度か抜きつ抜かれつした女性をターゲットに据える。この女性を覚えているのはTシャツに「あきらめの悪さ一流、スピード三流、フォーム四流」とか書いてあったのが印象的だったから。ラスト20mで捉える。抜く。あと少し・・・・G・O・A・L!!
 ラスト1kmは6’05。G3:49’○、N3:49’19と相成った。ふ~ぅ・・・・

 自己ベスト成らず・・・。考えてみれば、目標の3:50をクリアし、「前半を1:52程度、後半を1:58で粘る」というレースプラン通りの展開。そうとはいえ、最後の大失速で爽快感はない・・・なんか悔しい。
 ゴールエリアで座り込む。まずは腰のストレッチ。とりあえず腰はもってくれた。ふーっと息をつく。このまま座っていたいがきりがない。立って歩き出す。長蛇の列に並びアクエリアス紙コップ1杯をもらい、さらにクリームパンをもらって食す。ちなみにバナナはパス。空いているイスを見つけて、チップを外す。あ~~疲れた!
 ちょっと落ち着いたので一連のストレッチ。どんなに疲れていてもこれはやっておかないと!その後記録証と完走賞をいただく。もう長居は無用。重たい足をひきずり車に戻る。トイレに行きたくない自分が不思議であった。
 今日は暖かいのが助かる。車外で着替え、冷やしたタオルで体を拭うことができた。こうやって車の周りで着替えたり休んだりするのは久しぶり。今は電車で参加することが多いからな。車中心だった田舎生活を懐かしんだ。最後に運転席で行ったのはアイシング。両膝に保冷剤を当てテーピング。わざわざクーラーボックスにお絞りと保冷剤、缶ジュースを持参していた。
 13:49にゴールして、出発したのが14:42だった。まだまだ続々と戻ってくるランナーに「ラスト!」「ファイト!」と車から声をかけながら会場を後にした。
 道中、どら焼きを食す。渋滞は、館山道の入り口、千葉市付近、花輪といつもの所で起きていた。スーパーに寄って帰宅したのが17:30、帰宅してから大相撲優勝決定戦を観戦できた。モンゴル力士同士じゃあまり盛り上がらないけど、白鵬が磐石の相撲で鶴竜を下した。
 風呂を入れ、温まってから食事。前日購入のステーキを焼いて、発泡酒に缶サワー2本の晩餐と相成った。さすがにワインを空ける元気はなかった。
 21:00、再度アイシングして就寝。夜中に0:30に目が覚めてアイシングを外す。ノドが乾いているので水を飲んでまた寝る。再度2:00に目が覚める。トイレではなくノドが乾いている。再度水を飲んで寝る。4:00、まただ・・・・・これは脱水症状なんだろう。
 考えたら、スタート前の9:30にトイレに行って、それから帰宅して入浴前の18:00までトイレに行かなかった。ゴール後は結構水分を摂取していたのに。
 36kmからの失速も脱水症状だったのかな~。給水のたびにしっかりと給水したつもりだけど、今日は暑かったからな。フルマラソンはホント難しいな。

 翌朝はなんともない。だるさはあるけど痛さはない。駅の階段も普通に降りられた。アフターケアが良かったのだろう。とはいえ午後からは体がだるい。恐らく昼には微熱もあっただろう。フルの後にはよくある話。

 今日の総括。
 5kmLAPは、26:21、25:29、26:38、25:55、26:51、27:39、13、30:32、12:41、でN3:49:19。自己ベストまでわずか49秒。35km以降粘れば1分は縮められたはずだ。残念。
 今日の教訓。
 やはり時にはタイムアタックをしよう!SUB4狙いのペースで行けばSUB4が限界。「余裕があれば上げる」なんてことができるのはせいぜいラスト3km、稼げて1’30といったところだろう。今日のようにある程度突っ込まないとこれ以上のタイムを出すことは不可能と思う。
 アイシング。やはりアイシングは直後から行った方が効果が大きいようである。
 アルコール。3日抜けば体はきれい!ってことかな?先週のハーフと比せばその差は絶大である。
 栄養摂取。今日はザバスピットを1本しか持っていかなかった。気持ちの問題が大きいのだろうけどやはり2本あった方が良いようだ。

 次のフルは霞ヶ浦。昨年は氷雨の中のレースで4:13かかっている。その前年は暑さで大変だったそうだ。今年はどうなる?今日は途中で友人の3:46というタイムも頭をよぎった。霞ヶ浦では直接対決だな。積極的にかつ粘るというレースをやりたいものだ!
                                以上
 

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