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23年4月16日 かすみがうらマラソン

 56回目のフル!SUB4ならず!生涯勝敗が28勝28敗の五分で還暦を迎えることが確定した。

 本レースは2年連続6回目。自分のPBは9年前のこの大会の3:40。だから「相性は良い」と思いたいけど結局3勝3敗だよ。

 レース当日。上野駅7:00発の特急の指定席で友人と合流。7:42土浦着。
 誤算はこの時点で雨!霧雨程度だが、会場に入れば雨宿りをするところはないことはわかっている。会場まで向かう途中の公園、高架下で雨をしのいで準備することとした。
 誤算その2。着替え終えて、上野駅で購入したオニギリを食べようとしたら見当たらない!特急車中でリュックを見たときには確かにあったのだけど、どこで落としたのだろう・・・ま、饅頭を2個持っていたし、高カロリーゼリーもあるので問題なしと思おう!
 今日の出立ち。青CAPにサングラス。スカイブルーTにNBハーパン。紫ソックスに蛍光黄のゲイター装着。シューズはadidas匠錬。以上、東京Mと同じ。うまく走れたからね。験を担いだ次第。それに加え暑さ対策として、青ネッククーラー(NC)、白のアームカバー(AC)も装着。
 スタートブロックはA!「なんでAだよ!昨年同様Bでウェーブ(W)スタート2組目が良いのに」と愚痴る・・・仕方ない。
 
 8:45頃、雨も上がり、大会会場に向かい、荷物を預けた。荷物を預けるのに100円を徴収されるのは面倒だわ。事前に用意はしていたけど、預ける直前にビニール袋を開封して小銭を取り出しているランナーも多数いた。レース参加料を100円上げれば良いだけだと思うが・・・・。
 スタートブロックの後方に向かう。こっちのトイレはがらがら。用を足して、ストレッチをして、攣り防止の漢方薬「芍薬甘草湯」を高カロリーゼリーで流し込む。準備完了!
 Aブロックに入り、ちょこちょこ前に進む。スターター台が見えるところ、橋の頂上で待機。MCのM高史や駒大・大八木監督等の姿が見えた。
定刻9:45にBang!ここに立てていることを感謝。天候は薄曇り、気温は16.0℃だったとのこと。
 スタートライン通過が0:22。周りはSUB3レベルの方も多いのであろう。即マイペースで走れる。コース右側にRC応援団が居ると聞いていたが今年も気づかず。ゴール後の打上げでそう伝えたら、Kさん曰く「すごく地味な恰好で、マスクもしているしわかりにくい」とクレーム(?)に発展!応援団長Nさん曰く「来年以降は目立つ格好をする」とのこと。期待しよう!
 盲人ランナー&ガイドの後ろに付く。跨線橋上の1kmは@5:32、下って右折するとペースが速いか?息が上がる感がある。盲人ランナーには先に行ってもらう。登りの途中の2kmまでは@5:32。これで良い。ただ、東京Mの時のような余裕はない。「今日は身体が重い」と自覚した。それでもSUB4ペースに拘っちゃうのよね。@5:40前後のLAPを刻み5km通過。
 この辺りから、後続のランナーに抜かれまくる。5分後にスタートした第2Wの早い方が追い付いてきたってこと。抜かれまくるのは気分が悪いし、ペースを乱されるのよね。
 跨線橋のUP&DOWNをクリアして、@5:23~39のLAPで10km。正直この時点できつかった。「今日のSUB4は無理だな」と自覚せざるを得ない。天の雲は去り、空は明るくなったのに比して、気分はダークよ。
 その後も一応@5:40前後で進んでいたが、ちょっと押している感。14km辺りで「このままではゴールまでもたない」と悟り、意識してペースを落とした。15kmまでのLAPは下っているのに@5:55、登りに転じて@6:15!!その後の平坦なところはやっと@6:00を切る程度。
 18km手前のエイドで焼き芋をいただく。一口食べてその美味さにびっくり!ねっとりと甘い甘い!「これはちゃんといただこう」と思って歩いてじっくり味わった。大袈裟でなく、今までの人生で一番美味しい焼き芋だった。ただ、ここのLAPは@6:58。SUB4に完全な赤信号が灯ったこととなる。
 あとは@6:00前後でダラダラ進む。引き続き抜かれまくる。ずーっと抜かれまくっている。へこむ・・・ハーフの通過は2:02台。
 霞ヶ浦湖畔に下って、23km辺りの給水所の手前でZAVAS PITを摂取すべく歩く。PITを給水で流し込んだのは良いが。そこから改めて走り出すことができない。歩いちゃった。あとは37kmまで歩いたり走ったり。@8:00を超えるペースでの遠足、遠かった。湖畔の道は狭いけど明るく輝いていた。気温は21℃程度までは上がったようだが、給水ごとに水を被り、暑さはそんなに感じなかった。NC、ACとも良い仕事をしてくれていたと思う。
 歩きながら「第2Wの友人Sが追い付いてくるはず!」と抜いて行くランナーの背中に目を凝らす。でも、30kmを3:09台で過ぎた辺りで「これより後ろにはいないだろう。見逃しちゃったな」と思った。
 「このまま残りを歩いたら自己ワーストになっちゃう」とは歩き出した23kmからわかっていた。それでも走り続けることができない。遠足、たまに走る・・・・で、37km過ぎあたり、グレイTシャツの小柄な女性に抜かれた。小柄なんだけどすごくスタイルが良いのよ。特にウエストのライン!しばし見惚れて付いて行った。で、また歩き出す。当たり前だが、ウエスト嬢が離れていく・・・・「もったいない!」と再度追いかける。我ながら助平。ここから約3kmを付いて行く。お陰で@6:30~40程度のLAPを刻んだ。
 その間、39km過ぎの見通しの良い箇所にはロッキーおじさんがいた!これで応援してもらうのは何度目になるのだろう。お返しのつもりで「お身体に気を付けて」と声を掛けた。
 40kmをG4:26台で通過。この3kmをウエスト嬢に牽引してもらったおかげで、自己ワーストはなくなった。安心してまた歩き出してしまった。ウエスト嬢を見送る。
 40km過ぎを歩いていたら沿道から声が掛かる、「田沢湖、頑張れ!」。田沢湖Tシャツを着ている私への声援か!応える余裕はなかったが「田沢湖のコースに比せば全然楽なのに何を歩いているんだ!」と少し発奮した。それでも脚が動かないのだから恨めしい。
 ラスト2.195kmは@7:40程度で進む。RCの応援団がいるかもしれないと思ってラスト400m辺りの橋は走った。でも肩透かし。ま、仕方ない。ふらふらとグラウンドに。やっとゴールに帰り着いた!
 G、Nともに4:43!自己ワースト3!当たり前だがクッタクタ。それでもケアしていた右脚に異常がないのはありがたかった。
 
「友人Sが待っているはず。急がねば!」とストレッチもせずに進む。完走賞のアームカバー、ポカリ500PETをもらう。バナナは辞退して、給水テントでコップ1杯の水を飲む。
 手荷物預かり所に入る。自分のリュックをPickUpする際、「あれ!友人Sのバッグがまだあるじゃん!俺が先なの??」と驚いた。
 野球グランドの陣地に戻ったのはゴール11分後の14:40頃。シートを拡げ、ここでストレッチ。一連のストレッチが終わる頃、友人Sが戻ってきた。「4:49位かかった」とのこと。「意識して落としてもフルだと結局そこからさらに垂れちゃうぞ」とやっぱりアドバイスしておいた方が良かったようだ。「言わないで後悔」って奴だな。しっかし、先の東京Mといい、今日といい、良きにしても悪しきにしても、奴とは似たようなタイムとなるもんだ。友人Sは38km辺りで転倒したとも言う。後日談だが、10日後くらいに左手首にヒビが入っていたことが判明。反射神経。骨自体の強度も衰えてきた証だろう。
 ストレッチ後は、東京Mでもらった洗顔シート他で身体を拭う。ゲイターを脱ぐのに難儀する。そうこうしていたら友人Sは着替え終えていた。なんで奴はいつも早いのだろう。結局待たせてしまった。
 陣地を発つ頃に雨がポツポツ落ちてきた。空は真っ黒な雲に覆われている。「15:00頃から雷雨」という天気予報通り。豪雨になる前に土浦駅到着。ぎりぎりセーフって感じ。
 駅北口に出る。RCの打上げに参加。10マイル組はもう出来上がって居た。負けじと追いかけ、生ビールを3杯とハイボールだったかな?サクッといただいて、16:40頃解散。時間も量もちょうど良かったな。
 土浦駅始発の常磐線各停で帰途に就く。西日暮里駅乗換えで19:00前に帰宅。前日の残り湯でicing。シップをして就寝した。
 
今日の総括。
◆5kmLAP
 5-28:01、10-27:44、15-28:34、20-30:41、25-34:19、30-40:27、35-40:51、40-35:51、L-16:50。
◆SUB4生涯勝敗
 28勝28敗となる。再来月の還暦の誕生日を全くの五分で迎えることとなった。年代別だと、30代0-2、40代8-16、50代20-10。「50を超えて大人になってうまく帳尻を合わせられた」とポジティブに考えることとしよう。
 
 今日の敗因。
◆気持ちの問題
 東京MでSUB4を達成して気が抜けたのは事実。「還暦まで五分」という目標を達成できたから・・・今にして思えば「貯金をもって還暦に」という目標を立てるべきだったのかな?
 翌17(月)からの出張をケアしたこともあるだろう。「無理はできない」と潜在意識が脳に働きかけたのかも
◆身体的準備不足
 東京Mの疲労抜きがうまく行かなかったようである。スタート直後から@5:30で息が上がったのだから・・・。そもそも疲労抜きって時期もやり方もわかってないのよね・・・・3週間前の久喜ハーフで、ペーサーにペースを乱された影響もあるだろうな。
 東京M前には何度か実施した1kmダッシュもやらなかった。元々苦しいことはやらないのだけど東京Mの前だけはちゃんとやったのよね。
 アルコール量もいつにも増して多かった感。
 あと3日前の右足の攣り。これも凶兆だったのだろう。あの原因もわかっていない。
◆当日のコンディション
 スタート直後から@5:30で身体が重かったのにSUB4ペースに拘ってそのまま進んでしまった。第1Wからのスタートには困惑した。昨年は5分後スタートの第2ウェーブだったから最初からマイペースで押して行けた。今年は6km過ぎ位から、第2ウェーブの方に抜かれまくって「自分が遅い」と必要以上に錯覚したのかも。抜かれまくるのって気分悪い。
 暑さ対策は充分にしていた。真夏の北海道マラソンと同じ仕様のNC、ACを装着し、給水ごとに水を被っていたので、暑さは全く気にならなかった。ま、気づかないままのダメージはあったのだろう。
 
 敗因は思いつくところこんなもんかな?
 
 次のフルは還暦後となる。今後は全てのレースでSUB4を狙うのではなく、楽しむ時にはタイムを気にせずにファンランすることにしよう。
 でも秋のレースは大田原かな!いきなりSUB4チャレンジだ!
以上

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