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立正大学図書館、蔵書紹介! -仏典、源氏物語、双六からグーテンベルク聖書一葉まで-

立正大学図書館 古今善本録-蔵書が伝える図書館150年の軌跡<販売総代理店 極東書店>

発行:立正大学図書館
編集:立正大学品川図書館
発行日:2023 年 6 月 30 日
装丁:A4 カラー
ページ数:249p
ISBN:978-4-907075-09-5

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1872(明治5年)に芝二本榎(現在の港区高輪)承教寺に設置された日蓮宗小教院をはじめとし、2022(令和4年)に開校150年を迎えた立正大学。

その図書館に所蔵される和漢洋の貴重書を紹介する記念の1冊です。

第1部では、その中でも選りすぐりの150点について紹介されています。

仏教関連の資料はもちろん、古今和歌集や新古今和歌集の古写本、絵巻物、江戸時代に出版された絵入源氏物語、庶民に向けた草双紙などの様々な和書のほか、錦絵や双六も含まれております。

また、ペリーの横浜来航を記録する絵巻や、

明治開国後日本を訪れた外国人観光客向けの土産物「ちりめん本」、日本語からの翻訳絵本も所蔵されています。

和漢のみならず、西洋古版本も積極的に収集されております。東インド会社遣日使節紀行、イエズス会極東通信・宣教記録、中でも貴重なのはグーテンベルク42行聖書の一葉です。

第2部では、立正大学図書館の歴史、蔵書の分類とその変遷、また来歴と文庫についても詳述されています。

…仏教系の私立大学図書館が明治期以降どのように変化していったかという問題は、日本の図書館史全体を考える上でも重要な事例となるのではないか。日本の図書館史が語られる場合、国会図書館や国立大学がその代表となることが多い。しかし仏教系の私立大学図書館もそれらと同様に、江戸時代的なあり方から近代的な図書館へと移行していったはずである。
 第1部・第2部を通して、本書を手に取ってもらえば何らかの発見があるだろう。是非一度ページを開いてみて欲しい。

立正大学 古書資料館専門員 小此木敏明

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